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コンパクトのODをわざわざ使う訳
最近週末がちょいちょい忙しくて中々noteが書けないでおります、すみません(汗)。
書きたい事は常にあるんですが、言語化してアウトプット・・・となると・・・地頭が悪い中卒の私は中々ハードルが高くなりがちです、まぁ言い訳ですがw
さて、来月は久しぶりのライブがありますので、スタジオで音作りをして来た際のお話しです。
Kemper(デジタル・サウンド・プロセッサー)だけではダメなのか?
最近Nano Cortexを買ったお話しは昨年の記事で書きましたが・・・
実際に自分のソロでライブをしますと、Nano Cortexでは使えるエフェクトの数が足りませんので、変わらず「Kemper Stage」を使用しております。
Kemper自体は2018年頃から使っておりまして、自身でプロファイリング(ギターアンプの音を採取)した音も揃っておりますし買ったRigも幾つかありますので・・・基本的な音は大体作れる様にしてあります、インストでもMetalでも(笑)。
セットアップはトップ画像やコチラ↓をご覧の通りです。
![](https://assets.st-note.com/img/1737398704-5Oyf9UNpwD7Ld3asxTPumniW.jpg?width=1200)
エクスプレッションペダルはBOSSのEV-30を使用。EV-30は動作も安定しておりますし、堅牢で使い勝手も良くお気に入りです。唯一の欠点は・・・サイズの割に重い事ですね(重いから安定感もありますので、その辺は単純に片付く話しではなさそうですが)。
そして皆様が気になる(?)点は・・・わざわざKemperのセンドリターンに接続しているこの子ではないでしょうか?↓
![](https://assets.st-note.com/img/1737398884-nzFEoDZN1d478sBYuJRPX0qK.jpg?width=1200)
はい、わざわざコンパクトとアダプター、パッチケーブルを持ち込んでKemperのセンドリターンに接続して・・・ブースターODとして使用しております。
言うまでもなくKemperの中にTS9(TS808?)のモデリングは入っており、それを使うのじゃダメなの?という声が聞こえて来そうです(幻聴)。
足したいのは「アナログのニュアンス」
正直な話、ギターの音だけで考えますと別にわざわざコンパクトのODを使う必要はないです。
ましてや私の使っている「TS9DX」は普通にIbanezの現行品ですし、ヴィンテージやハイブランドの物ではないのでドヤる為に使っている訳でも無いです。つまり私自身が本当に「使う必要がある」と思って使っている訳ですね当たり前ですが。。。
では何故使っているのか?
簡単に申し上げますと、「弾き心地でアナログ感を足す為」です。
何度も言いますが私がやっている音楽は「ギターインスト」で、リードフレーズを弾く事が多いです。ライブではバッキング系のコードワークは1~2割程度しか弾きません、比喩無くw
リードフレーズを弾く際、Kemper等DSPだけですとどうしても弾いている感触が「デジタルだなぁ~」と中卒丸出しの感想が頭の中を支配してしまいます。
本来は100%アナログ・・・エフェクターの種類ではなく接続的なお話しの”アナログ”ですが・・・要するにアンプとスピーカー、それにコンパクトを並べて音作り~がやりたい人です。
ただ、実際にライブとなりますと機材の搬入やら当日の音作りやら自身でやらないといけなくなる訳で、そんな感じで事細かに揃えてセッティングするのは難しい訳です(→やっている方も多いので出来ない訳ではありませんが、そこに「そんなに労力を消費したくない」という意味合いが強いですね)。
ですので、デジタル(DSP)の利便性。
アナログの音や質感。
これらを両方、良い感じで使用する為の「DSP+コンパクトOD」というセットアップでございました。
「TS9DX」を使う理由
「じゃあコンパクトのODだったらなんでも良いんじゃね?」とお思いになるかと存じますが・・・わざわざ「TS9DX」なんてマニアック機種にしたのは訳があります。
IbanezのTS系では、元々「TS-mini」や「NTS」をを使っておりましたが・・・
それでも私の演奏する音楽ではハイ(高音)の出方がキツく感じたんですよね(汗)。
そこで、レビュー等見ても「TSの中でも一番抜けが悪い」と評判の(?)TS9DXを選んだ次第です。
実際に買って試した結果・・・確かにレビューにあった通り「大分コモる音だな」とは思いましたが、同時に「あ、コレが求めてた感じだ!」ともなります。
現在使用しているモードは「+」モードです。
「TS」モードはTS9を少しショボくした感じで・・・コレだったら「TS-mini」にした方が良いな?と思いました。
そして「Hot」や「Turbo」モードは逆に中低音が出過ぎで低音弦側のリードフレーズ時に音がコモり、私には使い勝手が悪かったです。
・・・という訳で私にとって丁度良かったのが「+」モード・・・だった訳ですね?!
オマケ・・・9Vアダプターの話し
ちなみに今回はテスト的に・・・コンパクト用のアダプターにトランス式の物を使用しました。
![](https://assets.st-note.com/img/1737400562-emiQ6IjlsP5rFBg4oUuNRcXn.jpg?width=1200)
普段、このバッテリー・エミュレーター(トランス式)と、Truetoneの1Spot、BOSSのアダプター(共にスイッチ式)を使っておりますが・・・やっぱりトランス式の方がノイズも少な目で音もまとまっている感じがしますね?!
ただ本当に誤差以下のレベルと思いますので、私自身目隠しして弾いて当てられるかどうかは謎ですが・・・(苦笑)。
でも今回のスタジオではこうして細かく拘ったお陰か・・・音作りがスムーズに出来ました点も書き残しておきます。