新年はギターを綺麗に!-フレット磨きと弦交換-
新年あけましておめでとうございます。
皆様、良きお正月は過ごせましたでしょうか?
著者は年末年始(音楽ではない方の)仕事でそれなりに忙殺されておりました(汗)。
・・・とは言え流石に日付が変わる前後等は仕事量も少ないので・・・
こういった機会を利用して普段出来ない「ギターのメンテ」なんかもやっていたりします。
フレットを磨く
今回手入れしたギターはこちら↓
Gibson Custom Shop製のLes Paul Customです。
著者のメインギターはESPやFenderのストラト系、Metalっぽい事をする時はJacksonのRVやKVを使っており、Les Paulがメインになる事は少ないです。
ですが、やはりLes Paulでしか出せない音というものもありますので、年に数回は必ず弾くギターでもあります。
そしてこのギターが今回選ばれた理由は・・・我が家では数少ない
「ニッケルシルバーのフレット」
だからです。
ESPやFender、RVは使用頻度の高さから既に「ステンレスフレット」に交換されています。
ステンレスフレットは基本的に錆びませんし、メンテナンスフリーで使えております(厳密には多少のメンテナンスは必要やも知れませんが・汗)。
今年もヨロシク!的な意味合いも込めて、今回はこちらの子のメンテをさせて頂きます。
先ずは弦を全て外します。
・・・と言いたいトコロですが、Les PaulタイプのブリッジはTOMで弦を全て外すとブリッジが取れます。
まぁ取れたトコロでまた装着すればよいだけなのですが、ズボラな私はブリッジが外れない程度に緩めた1弦だけ張りっぱなしにて作業を進めました。
次にマスキングテープで指板を保護していきます。
フレット磨きで使うコンパウンドが指板に付かない様に、隙間なく貼っていきます。
そしてコンパウンドとウエス数枚を用意。
ウエスに少量コンパウンドを取ります。
そうしましたらフレットを一本一本磨いていきます。
コンパウンドで磨いた後は、新しいウエス(もしくはコンパウンドの付着していない部分)で再度全てを磨き、フレットに付着しているコンパウンドも綺麗に落としておきます。
これにてフレット磨きは完了です
指板にオレンジ(レモン)オイルを塗る
フレット磨きが終わりましたら、指板を保護していたマスキングテープを剥がします。
そして保湿の為にもオレンジオイルを塗布します。
こちらも塗布後は乾拭きにて付着し過ぎたオイルを軽く取ります。
なお、乾燥が酷い時は更に指板用の「蜜蝋」を塗ったりしますが・・・今回はそこまでではなかったのでオイルのみです。
(蜜蠟は「ねこだまりワークス」さんの少しだけ香りがついたヤツを愛用しております。我が家はメイプル指板のギターが少ないので、出動回数は多めです)
ボディも綺麗に
これにて指板側の手入れが終わりましたので、今度はボディを拭いていきます。
ボディに付けるクリーナーも色々ありますが・・・私はこちらを使用しております↓
このクリーナー兼保護剤の良い点は「艶消し(サテン・マット)フィニッシュのギターにも使える」事です。
・・・まぁ欠点と言いますか特徴として・・・匂いがかなり甘いです(笑・アメリカ製品あるある)。
ボディに少量塗布しましたら、ギタークロスで拭いていきます。
クロスの拘りは殆どありませんが、長年使い込んだヤツが柔らかくて使用感が良くお気に入りです。
弦を張る
ボディ、そしてネック裏やヘッドまで綺麗になりましたら、後は弦を張るだけです。
弦交換に関しては特にアドバイスも無く普通に交換していると思いますが・・・(何を以てして普通というかは「?」ですが・・・)
一点だけ昔から拘ってやっている点として「プレーン弦はウエスで軽く拭いてから張る」という作業があります。
昔から新品のプレーン弦って・・・何かこう「ザラザラした感触がある」と思っておりまして・・・。
で、当時はフィンガーイーズ等弦用の潤滑剤を軽く付けたウエスで拭いておりました。
どの程度効果があるかは個人差があると思いますが、私は一度こうする事によってプレーン弦の感触が良くなったので・・・以降儀式の様にずっとやっております(笑)。
・・・あ!巻き弦はオススメしません。ウエスがボロボロになるというのもありますが、巻き弦の隙間に繊維が入り込んで逆にヨロシクナイ結果となりましたので(汗)。
完成!
これらの作業を経て、無事綺麗になりました。
・・・はい、写真では全然解りませんね(苦笑)。
ともあれ綺麗になったギターは気持ち良く弾けますので、皆様も是非マメにメンテしてあげて下さい。
私は今年一発目の動画でこちらのLes Paulを使わせて頂きました。
是非見てやって下さい(土下座)。
おまけ
昨日はギターレッスンの方の仕事始めでした。
生徒さんとGibson被りしましたので記念撮影を(笑)↓