山分けのススメ
うちには年齢差3歳の息子と娘がいます。会社でちょくちょくお土産をもらいますが、家に持って帰り子どもたちに配ります。
最近になって、山分けの際に、お兄ちゃん(8歳)が妹に魔法の言葉を掛けるようになったので、記録しておきます。
兄:(栗まんじゅうを指さして)ボクこっちがいい!
妹:(兄の行動を見て)ゆいちゃんもこっちがいい!と兄が指差す栗まんじゅうを奪おうとします。
その時のお兄ちゃんの顔はとてもニヤニヤしています。妹の、「何でも一番がいい、兄がほしいものは自分がもらいたい。」という幼児の行動を逆手に取った罠を仕掛けたのです。お兄ちゃんは本当はチョコクッキーがほしかったのです。
お兄ちゃんに、「魔法の言葉をかけちゃだめたよ」と言うと、顔をニンマリさせます。
あと2年もすると、妹もそろそろ魔法の言葉に気付き、本当に欲しいものが何か自分で判断出来るようになると思います。日々、子供たちの成長を感じることが出来て幸せです。
我が家では、兄弟に同じものを1つずつ与えることはめったにありません。食べ物、飲み物であれば常に一つを山分けにします。ケンカせずに半分ずつするのも交渉術の訓練になっていると考えます。言い方を変えると、ただケチ臭いだけですが。
お兄ちゃんが半分に分ける役、妹が欲しい方を選ぶ、という手順にすることで、お兄ちゃんも差が出ないように丁寧に半分に分けるようになりました。
おやつの山分けを沢山経験することで、相手との良好な関係を維持しつつ、最適な結果に導くことができるようになるでしょう。しかも我が家にはマザーという名の横取り名人が住んでいます。兄弟で仲良く山分けしても、マザーに横取りされる、という理不尽な事が頻繁に起こります。子供たちが逞しく育つには、もってこいの環境です。
以上です
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