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スター・ウォーズ カノン・スピンオフ作品群(1)

2021年6月現在、スター・ウォーズ・シリーズの主にカノン(正史)に分類されるコミックと小説に関するスピンオフ作品群のリスト第1弾です。こちらも趣味が高じて自作したものです。コミックと小説が中心です。映画の小説版やコミカライズ、ショートアニメなどは除いています。

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いま一番リリースが盛んな「ザ・ハイ・リパブリック」は、「エピソード1」以前の「後期の共和国時代」を描くシリーズです。翻訳版のリリースも「スターウォーズの日」に発表されました。黄金期のジェダイ達の活躍を知る事ができます。

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続いて映画「エピソード1ファントム・メナス」直前の時期についてです。主にプリクエル・トリロジーに関連するキャラクターの活躍が主となります。
このうち翻訳されているのは2018年刊行の「ダース・モール」のみです。

この時代区分での最近のリリースは昨年末の中国テンセント社とのコラボで製作された中国向けウェブ小説「The Vow of Silver Dawn」ですが、テンセント社のオンライン書籍プラットフォーム限定公開だそうで、中国的な要素を取り入れているという情報以外は内容についてはどんなものなのか解りません。

スピンオフのタイムライン第一弾はここまで。「マンダロリアン」前後まで作ってあるので暇を見てnoteで順次公開したいと思います。多分11回くらい続きます。

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スター・ウォーズの映像作品を時系列で並べた図です。それぞれの映像作品の間で、主にどんな事件がスピンオフ作品で描かれているかを追記しています。今回は「E」時代晩期のスピンオフ作品の時系列でした。

本資料製作のきっかけ

私自身は竹書房のスローン三部作からの展開はリアルタイムで立ち会いました。

しかし当時の感覚としては最近の続三部作と同じように「せっかくEp6で綺麗に終わってるのに、ルーカスや映画作品のクリエイター以外の人に皇帝やベイダー不在の世界を広げられるのはなんだか納得いかない」という気持ちが強かったのです。特にスター・ウォーズの肝であるメカにも不満があって、それらのビジュアルは古くは1996年の「The Essential Guide To Vehicles And Vessels」等で今やLF副社長のダグ・チャンのデザインで紹介されているのですが、そうした要素も含めていくつかの作品以外には概ね抵抗がありました。それで自分でデザインしたものをCGで作ってネットで公開したのがクリエイター人生の始まりと思うと多少の感慨がありますけれど。

ですからルーカスが大きく関与した「帝国の影」等は積極的に楽しみ、新三部作でスピンオフの設定をルーカスが多少無視や改変した事は歓迎し、ディズニーが続編製作にあたって、過去のスピンオフを「レジェンズ」として新たに「カノン(正史)」を構築し直すこと自体にも当初は賛成派で、2014年以降のスピンオフ作品は翻訳されたもの中心に積極的に追っていたのですが「エピソード8」観て「(冷静になって色々気持ちの整理をしないと)無理かも」と思って「スター・ウォーズ」自体からちょっと距離を置こうと決めて買い控えてしまったのです。

ところが最近になってデイブ・フィローニ関連作品によって引き戻され、また電子書籍版などで入手が容易になったこともあり、昨年あたりから改めて未翻訳のものも含めてABY9あたりまでのものは出来る限り補完しようと思ったのが今回の記事にあげた資料を作った経緯となります。実に沼ですね。危ないです。

6/15追記:スピンオフのタイムラインでKindle版が購入できる物にアイコンを追加
6/21追記:「The High Republic: The Rising Storm」を追加