「スター・ウォーズ:エピソード4 新たなる希望」の冒頭30分
25日に44周年を迎えたシリーズ第1作「スター・ウォーズ:エピソード4 新たなる希望」の冒頭30分(現在配信サービスで公開のバージョン)を振り返ります。ネタバレ含みますので未視聴の方はぜひ映画をご鑑賞後にご覧下さい。オープニング・クロールは、より直訳に近い内容で翻訳を試みてみました。
スターデストロイヤーの追跡に始まりアナキンのライトセーバーがルークに渡されるまで冒頭30分で盛り沢山の展開があります。トシ・ステーションの未公開シーンが有名ですが、確かにカットされていなければここまでの展開は冗長に感じたかもしれません。小説版ではデススター会議室の場面もこの間に割り込んでいます。
「タナヴィーⅣ」は昔から「タンティブⅣ」や「ブロッケード・ランナー」と呼ばれてきました。ルーカスフィルムのフィル・ショスタクによれば英語圏では「タンティヴィ」という呼ばれ方が親しまれ、その由来は古英語の「襲歩」とのこと。しかしルーカスフィルム ストーリー・グループのメンバーであるパブロ・イダルゴが数年前に同船を指して公式にそう呼んだ事から以降はこの呼び名だそうです。
その他「ビグズ」や「タトゥイーン」、旧三部作吹替版の「ライトサーベル」など(「コルッサント」「パルパタイン」…)邦訳におけるカタカナイズの揺れはこれまでもあり、最近発売された講談社の「THE STAR WARS BOOK はるかなる銀河のサーガ 全記録」でも依然として「タンティブⅣ」や「ダース・ティラナス」といった表記が使われています。
C3POのオイル風呂のシーンではルークが普段乗り回しているエア・スピーダーが確認でき、その模型を飛ばす仕草を見せます。小説版でも彼は農夫ながら名操縦士である事が語られますが、映画ではテンポを優先した結果なのか説明が概ねカットされて分かりにくいクライマックスの伏線になっています。
サンド・ピープルもビビるクレイト・ドラゴンはドラマシリーズ「マンダロリアン」でその生態を見ることができます。また冒頭の直前に起きている事件は映画「ローグ・ワン」で描かれています。
更に続けるかもしれません。