「一夜一会」の夜のお茶会
このところ、私の地元、大阪府堺市のリアルのイベントが増えてまいりました。
私がボランティアしている先の「さかい利晶の杜」という施設でも、
先日も、ナイトミュージアムとして夜間開館時に
夜のお茶会「一夜一会」という、樹木布という樹木から作られた布で
立礼茶席内をパーテーションのように区切り、照明を落として、
プロジェクターで映像と癒し系の音楽を流して、
冷たいお抹茶と和菓子を参加者の方にお出しするということをしました。
初めての試みで、
また、予約制でもなかったので、どのくらいのお客様がいらっしゃるのか不明でしたが、
18時に開始すると、
あれよあれよという間に、どんどんお客様がいらっしゃり
裏の水屋の、お茶や和菓子の準備の担当が必死で対応することに💦💦
お客様は、お着物の方もいらっしゃったのですが、
ドレスアップして、いらっしゃる方も多く
またお子様も含めたご家族連れの方もちらほらいらっしゃり
みなさま、普段とはまったく違う、立礼茶席のエリアの写真や動画を撮って
お茶も楽しんでくださっているようでした。
また、
茶室広間のほうでは、
昔の夜のお茶会を再現した設えがされていて
今回あかりは、LEDではありますが、
昔はろうそくを灯して、という感じで
私自身がお茶に精通しているわけではないので
夜のお茶会ってイメージが湧かなかったのですが、
今回のイベントのフライヤーにも、
「むかしむかし、人は自然とともに過ごし、時に夜の暗さに畏怖の念を抱いていました。
茶の湯は、そんな夜の暗さをも楽しみの時間に変えます」
とありました。
お抹茶自体は、世界のあちこちでカジュアルに飲めるようになりましたが、
習い事としてのお茶も、なかなかマイナーな感じになってしまっていて
利晶の杜での立礼茶席も、値上げの波の影響も受けて
今年に入ってから値上げしています。
今回のような、趣向を変えてお茶やお茶会を楽しむようなことも
もっと機会が増えてもいいのでは・・・
と思います。