量子力学はなぜややこしいのか
電子が二重スリットを通ると干渉を起こし波としての性質があることがわかった。
しかし、観測をすると干渉を起こさず粒子として振る舞うことがわかった。
素直に受け取ると電子は波になったり粒子になったりするように思える。しかし、クーロン力が非常に大きいため単純に波が収束するには莫大なエネルギーが必要になり、ありえない。そこで収束するのは波ではなく波動関数だという解釈に至った。
ベルの不等式の破れで局所性(情報が伝わる速さは光速を超えない)と実在性(観測する前から確定した値をもっている)が否定され量子力学は間違っていないことがわかった。
量子力学は間違っていない。しかし、物理学のなかで量子力学だけが異端のように思える。観測するまでは電子の位置は不確定で(マルチバースの示唆)しかも情報が伝わる速さは光速を超えている。直感とは違ったことがミクロな世界では起こるから、量子力学が非合理的に見えるのだろうか。それとも、なにか見落としている事があるのだろうか。
世界は3次元空間?
3次元よりもっと多いならどうだろうか。
私たちの住む3次元空間を垂直に貫く力があれば空間は収束する。たとえクーロン力のような大きな力でも関係なく収束するだろう。
これなら波動関数を用いなくてもよい。
収束するのは波動関数ではなく波であるという直感に従った解釈と一致する。
情報が伝わる速さは光速を超えるのはなぜだろうか。3次元空間を垂直に貫く力があるとするなら、その反作用もあるはずである。量子もつれにある2つのペアは、この力の作用と反作用で結びついているのではないだろうか。
何がいいたいのか
私は量子力学が間違っていると思っていないし否定したいわけでもない。世界は3次元空間ではないのに3次元空間として解釈したから波動関数というような物理学のなかでも異端な解釈に至ったのではないかと思う。
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