見出し画像

地球ドラマチック「新説!インカ帝国」

 インカ帝国についての特集番組です。

 インカ帝国はかつて文字をもたなかったと考えられてきた。
しかし、人類学者の調査で「キープ」という縄が文字の代わりになっていると判明しました。
キープの結び目が数字をあらわし、さらにキープの色が音節をあらわしている。
このキープの解明が進めば、インカ帝国のことがもっとわかるかもしれないとのこと。
縄が文字代わりになってたんですが、興味深いですね。
さらなる解明が待たれます。

 インカ帝国はなぜ広大な領土を治めることができたのか。
ティティカカ湖の底に石の箱に入ったアクセサリーのようなものがあった。
それから、インカ帝国は征服した現地の文化や宗教を吸収していったとわかった。
なるほど、ローマみたいに自分の文化を押しつけることはなかったわけですね。
他の地域の文化や宗教を尊重して統治に活かした、と。

 インカ帝国を最大領土にしたのが「パチャクティ」という皇帝。
マチュピチュはなんのために作られたのか。
調査の結果、マチュピチュにはインカの各地から人が集められてきたことがわかった。
最近の説では、インカの他民族国家の理想を実現した場所ではなかったか。
パチャクティ皇帝の理念を実現した都市だったのではないか、という。
ただの皇帝の別荘地ではなかったかもしれないってことですね。

 パチャクティ皇帝は理想の都市を作りたかった、それがマチュピチュだったのではないか。
だとすると、パチャクティという人はなかなかすぐれた人物だったのではないでしょうか。


 インカ帝国に対する認識が改まり、大変興味をそそられる内容でした。
「キープ」なんて縄を文字代わりにしていたのか、知らなかった。
また、インカの人の言葉は「ケチュア語」というそうです。
現在でもわずかばかり話し手が残っているとか。

いいなと思ったら応援しよう!

諸葛鳳雛@真・歴史探偵
記事が気に入ったらチップしていただけるとうれしいです!