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番組感想【最深日本研究 ~外国人博士の目~】

 日本語ペラペラで日本人よりも日本に詳しいという、ケンブリッジ大学の教授「バラク・クシュナー」さん。
歴史学者でもある、バラクさんは、なんと「日本のラーメンの歴史」について調査しているそう。
バラクさんは歴史学者ですが、同じ歴史好きとして親近感が湧いてしまいますね。
日本のラーメンの歴史を調査とは、意外すぎますが。
それと、バラクさんのクシュナーという名字は、トランプの婿養子ジャレッド・クシュナーと同じですね。

 今世界ではラーメンブームだそう。そうなの!? 全然知りませんでしたよ!
バラクさんが、日本のラーメンが世界でブームを巻き起こしているのはなぜなのか、に迫ります。

・日本のラーメンスクールに外国人が次々と

 日本のとあるビルでラーメンスクールが開かれてました。
料金が50万円(!)するそうですが、世界各地から続々と外国人がラーメンの作り方を習いにきています。
日本のラーメンスクールで習うことがステータスになっているんだとか。
イタリアでラーメン店開きたいっていう夫妻がいたし。
そんなに外国でラーメンが外国で人気だなんて知らなかった!

 ビーガンラーメンとか和牛ラーメンとかハラルラーメンとか各国にアレンジされた様々なラーメンがでてきましたね。
こんなに世界でラーメンがアレンジされてるんだ~。
肉なしのビーガンラーメンなんておいしいのかな、と思いましたが、バラクさんが試食してみておいしいみたいです。ホンマかいな。

・ジャパニーズ・ラーメンの歴史

 バラクさんがジャパニーズ・ラーメンの歴史を教えてくれました。
始まりは明治のころだそう。「南京そば」という名前でラーメンもどきを出す料理店がありましたが、全然支持されなかったそう。
尾崎貫一という人が改良を重ねて「支那そば」というものを作り出したそうです。
これは、少しは食べられたみたいです。

 戦時中は、素材が手に入らずラーメンが作れなかったそう。
戦後になって支那そばが復活しました。
転機になったのは、インスタントラーメンを開発した安藤百福さんの登場。
百福さんのインスタントラーメンを開発したことで、「ラーメン」という呼称が広がり、定着したそうです。
そして、今の世界のラーメンブームに繋がっている、ということです。
「ラーメン」という呼び名が定着したのは、戦後のことなんですね。
勉強になりました。

・ブームの原動力はご当地ラーメン?

 ラーメンブームの原動力を探りにバラクさんは山県に。
なんと、山県は日本一ラーメンを食べている県だそうです。
え? 福岡じゃないの?

 日本では各県ごとにご当地ラーメンというものがあります。
山形のご当地ラーメンは「鳥中華」というものだそう。
なんか、そばの出汁を使っているとか、味にクセがありそうだな・・・。
店主の人は、3回食べないとわからない、と言っていましたが、バラクさんは1回でおいしいと言っていました。本当ですか?

 そして、バラクさんはご当地ラーメンのおみやげのインスタントラーメンに注目します。
家庭で簡単にインスタントのラーメンが作れるようになったのが、ラーメンブームの原因ではないか、と。

 いろいろとブームの理由を探ってきたバラクさんですが、結論として「わからない」そうです。おいおい・・・。
歴史学者はバンと結論は出さないそう、じっくりと結論を出していくのだそうですね。
そうなんですね、歴史を学ぶ者として心がけておきます。

 結局、ラーメンブームの理由の結論は出ないまま終わりました。
視聴者からすると、ちょっと肩透かしでしたが、バラクさんは歴史学者だからじっくりと結論を出すのだそう。仕方ないですね。


 そして、バラクさんが今注目していることは、このラーメンブームはいつまで続くのかということ。
バラクさんは、以前ラーメンブームは衰退すると思っていたそうです。
しかし、予想は外れまだまだ続いています。

 このままラーメンブームは勢いを増すのか、それとも衰退していくのか。
今後どうなるのか、注目ですね。

 バラクさんは、歴史学者だけあって、聞いた話の裏付けにこだわります。
そんなところも歴史学者の性なのですね。勉強になりました。

 あと、この番組結論出ずで終わってしまいましたから、第2弾の番組やってくれませんかね。


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諸葛鳳雛@真・歴史探偵
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