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安部晴明の子孫である土御門家の人物は現在いるのか

 大河ドラマ「光る君へ」にも登場する「安部晴明」。
伝説的な陰陽師の人物として、小説や映画にも取り上げられるあまりにも有名な人物です。
まあ、嘘話の多い人ですが。

 その、安部晴明の子孫の代表的な家が「土御門家」といいます。
土御門の姓は数多くのアニメやマンガで使われてますね。
江戸時代では、陰陽道を主催する地位を築き、土御門神道という神道をおこして、土御門家も威勢を誇っていたようです。
しかし、明治になって陰陽道が廃止されると、権勢を失っていったようです。
土御門家は華族には列せられたようですけどね。

 現在土御門の姓をもつ人はいるのか。
調査してみました。

 まず、例によって「名字由来net」アプリで調べてみました。
結果、

【名字】土御門
【読み】つちみかど

【全国順位】 調査中
【全国人数】 調査中

とでてきました、あちゃ~。
土御門姓の人いるのかどうかわからないのか。

土御門家は村上源氏、安倍氏、藤原北家にそれぞれ存在していたが、現存するのは安倍氏からきている土御門家だけである。

しかし、祖である陰陽師[安倍晴明〜あべのせいめい]の男系血脈は、宇多源氏綾小路家の子で安倍氏庶流倉橋家の養子となった倉橋有儀(1738年 - 1784年)と、その息子で土御門家の養子となった土御門泰栄(1758年 - 1806年)の代で断絶しており、現在の土御門家・倉橋家当主はいずれも更に養子相続を繰り返した結果、戦国時代の当主・土御門有脩から数えて共に4回も女系を経た遠縁となってしまっている。

なお、現在は最後の男性当主であった土御門範忠の娘が土御門姓を名乗っているが、連絡がつかないため子孫がいるのかすら分からない状況である。

名字由来net

だそうです・・・

 安部晴明の男系血脈はすでに絶えていたんですね・・・残念。
1000年以上も前の人だからしょうがないのかな。
今は子孫がいるのかもわからない状況、ということだそうです。

 ここで調査終了、というわけにはいかないので、最後の男性当主である「土御門範忠」という人の娘の人について探ってみることにしました。

結果、

最後の男性当主である土御門範忠の娘さんの名前は「土御門善子」さんというそうです。
おお~、ちゃんと土御門の姓を受け継ぐ人がいた!

しかし・・・彼女は土御門神道の継承を否定しており、家業としての陰陽道は終焉を迎えているそう。ガーン!
もう、陰陽師の時代ではないのか・・・なんか残念。

善子さんは、土御門家の当主であり、安倍晴明から数えて34代目にあたるそう。
近年では土御門家の墓が風雨にさらされて劣化が進んでおり、補修が必要な状態になっているそうです。直してあげて!
善子さんの動向についてはあまり情報がないそうで、この人に子供がいるのかどうかはわかりませんでした。

 安部晴明の子孫である、土御門の姓を受け継ぐ人はいました。
しかし、土御門家はまた断絶の危機を迎えているようです。
養子取るとかしてなんとかならないのでしょうか。
晴明の子孫の家が断絶してしまうのは残念です。
土御門神道や陰陽師の教えも受け継がれてはいないようですね。

 
 なんとかして、土御門家の家名を受け継いでいってもらいたいものです。

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