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決戦!戦国 VR関ヶ原・大阪の陣

 現代の技術力で、関ヶ原と大阪の陣をVRで再現し、戦いの詳細を検証した番組です。
関ヶ原は「大谷吉継」の、大阪の陣は「真田信繁」の視点で描きます。
千田先生、VRの世界ではしゃいでましたね~、楽しそうでした。
でも、結構長い番組だったな・・・。

 まず、関ヶ原の戦いについて。
聞いたことがあるけど、西軍が豊臣秀頼を迎えるために、「玉城」という城を築いていたことが判明。
最新のレーダー技術によって3Dで地形の詳細までわかるのね、すご。
結局、秀頼は戦場にこずじまいで、玉城は活用されませんでしたが・・・。
この「玉城」ってのは聞いたことありましたね。

 そして、小早川秀秋は関ヶ原の合戦の途中からではなく、最初から裏切るつもりだった。
じゃあ、家康が大砲だか鉄砲だかで秀秋を脅したというのは嘘話か。
吉継は秀秋の軍勢を封じ込めるため、配下の脇坂安忠(だっけか?)を秀秋勢の陣の道を塞ぐように布陣させます。

 ところが、その脇坂が裏切ってしまった!家康にそそのかされていたそうです、おのれ!
裏切りの誘いを受けた吉継は豊臣のためそれを受けず、戦場で自害して果てます。
あっぱれな最期ですね。かっこよささえ感じます。

 次に大阪の陣。
真田信繁の作った真田丸、これが二弾構えで銃を撃てるように設計されていた。
二倍の銃弾が飛んでくるわけだ、考えたな信繁。
対する徳川勢は、竹藁で銃弾を防ぎつつ前進する、という戦法を取った。
そんなもので銃弾が防げるのか甚だ疑問ですが・・・。

 さらに、なんと塹壕を掘って少しずつ近づくという手法を取っていた!
塹壕戦が注目されるのは第一次世界大戦になってから
このときすでに塹壕戦という手法を取っていたのか!考えた将はなかなかのものです。
それでも、真田丸を落とすことはできず、徳川勢の被害は甚大。
またも信繁に煮え湯を飲まされた家康。
どうする、家康!

 家康が取った手は、大砲(大筒)で大阪城の天守閣を狙うというもの。
砲弾がドカドカ飛んできて、淀君と秀頼は戦意喪失。講話に応じます。
しかし、この講話で真田丸は破壊され、堀はすべて埋められてしまった!
大阪勢は討ってでるしかない!

 信繁は最後の賭けにでます。
「茶臼山」というところに陣取り、徳川勢を引きつけたところで、左右に作った「馬出」から兵を繰り出し家康を討ち取る、という作戦です。
茶臼山の周囲はぬかるんでいて容易には攻められない、城攻めのような感じにしたんですね。最後まで冴えている信繁。
ちなみにこの一戦が行なわれたのは、現在の天王寺あたりなんですって。

 信繁と家康の最後の戦いが始まります。
徳川勢を茶臼山に引きつけたところで、左右の馬出から兵を繰り出します。
家康もこれには驚愕して慌てて陣を下げます。一時は死を覚悟したほどだとか。
しかし、藤堂高虎勢が駆けつけ、さらに茶臼山を攻めていた軍勢も加わり、信繁は万事休す。
とうとう、信繁は討ち取られてしまったのでした・・・。
しかし、信繁は「日の元一の強者」と呼ばれる伝説の武将になり、今でもその名は受け継がれています。よくやった!

 関ヶ原と大阪の陣をVRで再現する、という試みでした。
いや、合戦の様子がリアルに伝わってきてすごかったです!
あんなところに実際にいたらあっさり討死だな・・・。
VRで再現すると今までわからなかった合戦の事細かいところがよくわかりました。すごい技術です!
今後、他の合戦もVRで再現してくれませんかね。

 

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諸葛鳳雛@真・歴史探偵
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