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アニメ感想【狼と香辛料 MERCHANT MEETS THE WISE WOLF 第19幕「見えざる神の手と見えざる狼の心」】

 黄鉄鉱の取引は買いばかりです。
売りに出すやつなんていません。
この勝負、黄鉄鉱の相場を売り崩せればロレンスの勝ち。
だが、アマーティは買うそぶりを見せてじらすこともでき、そう簡単にはいかない。

 そのうちに売りの取引も多く出てきて売り買いが交錯してきます。
ここが勝負時としびれを切らしたロレンスは手持ちの黄鉄鉱を売りに出します。
しかし、わずかな量なので潮目は変わらず。
そこへ、ラントが来て、黄鉄鉱を売りに出したいという人物がきた、とのこと。
早速、銀貨を渡して買いにいってもらいます。
その分で相場の潮目が変わるか。


 相場はまた買いの取引が多くなってきました。
どうも、アマーティがホロの入れ知恵(?)で信用売りの毒に気づいたよう。黄鉄鉱を買い増して値を吊り上げているようです。
アマーティは信用売りの証書を持っている。
しかし、黄鉄鉱バブルが弾けて元の石ころの値段に戻ってしまえば売っても大損失。
ロレンスはそれを狙っているのか。

 そこへ、ラントが戻ってきて、銀貨250枚分の黄鉄鉱を買い付けてきました。
ここで、この250枚分とディアナの400枚分の黄鉄鉱を売りつければ、一気にカタがつきます。
ディアナの使いはまだなのか。

 ディアナの使いがようやくきました。しかし「交渉に失敗した」とのこと。終わった、すべてが・・・。
そこは、最大の買い付けが入って黄鉄鉱の値が思い切り吊り上がってしまいました。
もはや、売り崩しは不可能・・・。

 あきらめかけたロレンスでしたが、ラントに活を入れられて最後の勝負にでます。商売の神様はあきらめの悪いやつに振り向く。
手持ちの銀貨250枚分の黄鉄鉱を売りに出します。
すると、横でホロが400枚分の黄鉄鉱を売りに出します。
そう、ディアナから黄鉄鉱を買い付けたのは、アマーティではなくホロだったのです!

 それを機にみんな我も我もと黄鉄鉱を売りに出し相場は大崩れ。
黄鉄鉱バブルは崩壊し、アマーティは敗北するのでした。

 でも、なぜかアマーティは大した損失にはならなかったようです。
しかし、ホロに見限られた精神的なショックは大きいものありました。
当分立ち直れなさそうだな。お金で愛は変えないってことね。
ロレンスも銀貨1000枚ゲットできるようです。いやった!

 ホロはアマーティの側についていたのではなく、最初からロレンスの味方をしていたのでした。
ロレンスの一人よがりだったのです、なーんだ。
アマーティには入れ知恵していたのではなく、嘘言って買いに回らせていたようです。
羽根飾りを触っていたのは、ロレンスに売りの合図を送っていたようです。
結婚誓約書にサインした(してもらった?)のは、ロレンスを怒らせて問題を解決しやすくするため。
それを、ロレンスはホロがアマーティになびいてしまったと勘違いしたのでした。
おいおい・・・。

 そんなわけで、ロレンスはホロに深く謝罪するのでした。
商売のことだけでなく女心もわからなくてはなりませんね。
手噛みつかれただけで済んでよかったじゃないか。
ホロのほうも、アマーティに勘に触ること言われて毛嫌いしていたよう。
どうせ、成金の小僧だったというわけか。

 最後は、仲直りしてラッドラ祭に向かうのでした。

 次回からは、新章です。
原作4巻の話ですが、前作ではなぜか5巻の話が先にきて、映像化されていません。
なので、どんな内容になるのか私も楽しみです。

 

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諸葛鳳雛@真・歴史探偵
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