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姿なし瓦礫の街に百千鳥

(すがたなし がれきのまちに ももちどり)
季語|百千鳥

俳句ポストの初級クラスで、入選(木曜日)した句です。

他は、季重なりや選外でした。
まだまだ、勉強ですね。皆様の足元にも及ばない。
個人的には、日々の想いを書き留める日記的なつもりで作句していますが、
たまに、俳句ポストや俳句企画大会に投句して、客観的な意見や評価・感想を聴くことで、勉強になったり、励みになったりします。

他のあえなく選外になった句や作ったけれども投句しなかった句も、メモ代わりに書き留めておきます。

焼野にて罪なき飛翔百千鳥

(やけのにて つみなきひしょう ももちどり)

失いし我らの平和百千鳥

(うしないし われらのへいわ ももちどり)

ミサイルも国境超える百千鳥

(みさいるも こっきょうこえる ももちどり)

ウクライナ瓦礫の街に百千鳥

(うくらいな がれきのまちに ももちどり)

姿なし都会の森に百千鳥

(すがたなし とかいのもりに ももちどり)

2月の平和の祭典のはずのオリンピック終了後の世界をみていると、
「百千鳥」から連想することが、私の中では、平和だった世界(日常)の象徴にしか思えなくなり、思い浮かぶ句がすべてそれに染まってしまいました。頭の中が勝手に戦火に生きる人になってしまい、春の桜を見ても苦しくなっていました。
しばらく、noteからも離れていて、ようやく復帰しましたが、戦場はまだ拡大し続けています。
青と黄色の国旗の国に真の意味で百千鳥が溢れる日を願ってやみません。