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国際線で乗り継ぎ出来ないときは?

海外出張を何回もしていると、色々なトラブルにあいます。
その中では、フライトに関するトラブルが一番多いと思います。

大分前ですが、イタリアのトリエステに出張したことがあります。
トリエステは、イタリア北東部の都市で、スロベニアとの国境になります。
あまり観光客は行かないところです。

この時は、トリエステからシュツットガルト経由で東京に戻る予定でした。
その日の仕事を終え、翌朝暗いうちに起きて、タクシーで空港に向かいました。

しかし、トリエステ空港はスッポリ霧に包まれて、飛行機は全然飛ばない。
これじゃ乗り継ぎ便に間に合わない・・・とイライラしたけど、どうにもならない。

やがて、飛行機は3時間以上遅れて出発。
シュツットガルトに着いたけど、日本行のフライトはとっくに出発済。

ルフトハンザの窓口で相談したら、窓口の女性がとても親切だった。
パソコンに向かって何と1時間も乗り継ぎ便を探してくれました。

しかし、結論は、「フランクフルトに行ってください。フランクフルトならフライトが多いから、何とかなるかもしれません・・・」

仕方がないので、お礼を言って、その通りにしました。

フランクフルトに着いて調べた結果、その日のルフトハンザの東京行きのキャンセル待ちをすることになりました。

他の空港を経由する便を探すより、その方が早いという結論になったんです。
もし、このフライトに乗れなければ、その日はフランクフルトに泊まらざるをえない。

この出張では、私は裏技を使ってファーストクラスのチケットを安く手に入れていました。

格安だろうとファーストクラスはファーストクラス。
でも、キャンセル待ちだから、そんな贅沢は言えない。
何でも良いから、乗れれば良い。

しかし、その日のヨーロッパは天気が大荒れだったらしい。
多くのフライトがキャンセルされたり、大幅に遅延したりして、フランクフルト空港も大混雑。

そのうちに、日本人の一団がやってきた。
どうやら、BA(英国航空)が大幅に遅延していま着いたらしい。

彼らもキャンセル待ちとなって、キャンセル待ちの人数が急に増えた。
しかも、彼らはみんな焦っていたし、殺気立っている人もいた。

こういうギスギスした雰囲気の中、予約していた人が全員チェックインを終了。
私もようやくチェックイン出来ました。滑り込みセーフという感じです。

席はもちろんエコノミー。

しかし、後から考えたら、フランクフルトに着いた時点で翌日のフライトを予約し、その日はフランクフルトに泊まれば良かった。
空港は大混雑だったし、絶対に乗れるという確信もなかったんだから・・・。

そうすれば、国際線でキャンセル待ちをしてイライラすることもなかった。
一晩フランクフルトで羽を伸ばせたし、もちろんファーストクラスで帰れたのに!!

山に登るときは、いつもエスケープルートを考えて計画を立てます。
海外出張でも、それにならってプランBを考えておけば良かった、と反省しました。

なお、ファーストクラスのチケットを格安で手に入れる方法は、もう使えません。その後、売ってくれなくなりました。
そりゃあそうですよね。黒とは言わないけど、グレーな方法なんですから。


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