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山に登ったとき酒を飲むのはOKか?

私の山仲間で酒を飲まないのはたった一人。
他は全員酒好きです。
(ここでいう酒とは、日本酒という意味ではありません。すべてのアルコール飲料を指します。)

別にアル中じゃないから、絶対必要とは言わないけど、酒があるとみんな機嫌が良い。

私は若いころは、それほど酒が好きというわけではなかったので、
20代のころは、山に行くときに酒は持って行きませんでした。
山小屋には売っていたけど、買ったことはありません。

山に酒を持って行くようになったのは、30代半ばになってからです。
酒の味が分かるようになったのが、この頃だったんでしょう。

山に登る人の中には、山では酒を飲まないという人もいます。
しかし、一日の行程を終えて、これ以上歩かないなら飲んでも良いと思います。

夏の天気の良い日に、テント泊で山に登ったとします。
もし、行程の都合で早目に歩くのをやめるなら、時間はいっぱいあるし、気分も良い。景色も良いし、空気も美味いし、飲むなと言う方が無理でしょう。

気分が良いと飲みたくなるのは当然!

こういうときは早い時間から飲んでいるので、夕方暗くなるころには、いい気分になっています。明日は、どうせ夜明け前に起きるんだし、晩飯の支度も面倒だからと、そのまま晩飯も食べないで寝てしまったこともあります。

予備の食糧として、酒のつまみにもなるものをもっていき、それをつまんでいればそれほど空腹にもならない。だから。晩飯抜きでも眠れるんです。

では、行動している最中に飲むのはどうか?
これは意見が分かれるかもしれないが、私は次のような状態なら飲んでも良いと思っています。

●登りは終わって、残っている行程が下りだけ。
それも急坂ではなく緩い下り。

●残っている道が歩きやすく、危険な個所がない。

飲む量はほどほど。決して酔うほど飲まない。

こういう条件下であれば飲んでも良いと思う。・・・というか、飲んでいます。

では、飲んではいけないのはどういう時か?

登っているときや、まだ登りが残っているとき。

登りで酒を飲むと息が切れる!

登りで酒を飲むと息が切れて苦しくなるんです。
飲む量が少なくてもダメです。
(飲んだことがあるから知っているんです。ホンの僅かでも、予想外に息が切れて苦しかった)

●これから下りでも、歩き難い道が残っているとき ・・・ つまづいたり滑ったりすると危険です。事故は大体下りで起こりますしね。

それから、私の経験ではバテたときは飲めません。
不思議なものですが、酒の臭いもダメです。
こういうときは持って帰るか、山の神様に差し上げましょう。

飲みたくなるのは、身体が健康で元気な時です。
なので、山に登って美味しく飲めるなら、健康な証拠だと言えるでしょう。


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