山にいる気持ちの悪いヤツ
山には気持ち悪いの小動物がいます。
ホッチキス位の大きさで、真っ黒で、ヌメヌメと光っているヒルみたいな生き物を見たことがあります。
南アルプスのどこかを歩いていた時のことで、葉っぱの上を動いていました。
目も鼻も口も分からないし、気持ちが悪かった。
こいつは何者だか分からなかったけど、ヤマビルの経験もあります。(「ヤマビル」が正しい呼称のようです。)
どこかの山を歩いていたとき、クビに違和感を感じて無意識にそれをつまみ、指先で無意識にクルクル巻いたらグニュグニュとゴムみたいに丸まった。
「何だこれは」とポイッと捨てたがあれはヤマビルだったと思う。
聞くところによると、ヤマビルは腹いっぱい血を吸うと、そのまま2年くらい生きているらしい。
これは何かで読んだだけだが、恐ろしく効率の良い生き物だ。
もう一度は丹沢の大山で。
下山して温泉に入れてもらおうとしたら、旅館の女将に「最近蛭が多いんですよ」と言われた。
注意して山靴を脱いだら、尺取り虫みたいな小さいヤツが靴下にくっついていた。
丹沢には蛭ヶ岳という山がある。
蛭ヶ岳には何回も登ったけど見かけた経験はない。しかし、いてもおかしくはない。
少なくとも、大山にはいる。
もう一度は雨の両神山で。
雨水がザーザー流れる登山道の岩にかじりついて水に抵抗し、横に移動しようともがいていた。
水に住む蛭は、軽井沢の釣り堀にいた。
水辺にいたので、捕まえて釣りの餌にしたらニジマスが釣れた。
同じ餌で5-6匹釣れたけど、多分、普段でも蛭は魚の餌にもなっているんだろう。
山で怖いのはササダニだといわれる。
幸い経験はないが、無理にはがすと頭だけが残って手術することになるそうだ。
映画の中のシーンで、肌にへばりついた蛭をタバコの火を近づけて払い落とす場面があった。
蛭が熱さから逃げようとして、勝手に落ちるのだ。
一度もやったことがないから何とも言えないが、この方法はササダニにも効くのではないか?どんなものだろう?
(ヤマビルの写真は載せません。気持ち悪いから。)