知らなかったとは言え無粋なことをした!
好きな山はたくさんあるけど、苗場山もそのひとつ。
頂上が平らで池塘がいくつも散在し、花がたくさん咲いている。
何回も行ったけど、いつも頂上から少し下ったところにある赤湯に一泊していた。
赤湯は、今どうなっているか知らないが、露天風呂がいくつもあり、いずれも混浴。
あるとき苗場山の帰りに赤湯に泊まり、寝る前にひと風呂浴びようと一人で露天風呂に行った。
あたりは真っ暗で、風呂場にはランプが一つポツンと点いているだけ。
湯気もたっているからほとんど見えないが、誰かがいるような感じがした。でも、それは普通のことだから気にしない。
裸になって風呂に入った。
すると数秒後に「しょうがないんだよ」と男性の声がした。
え?しょうがない?・・・ひょっとして若い男女が入っているのか?
・・・ と感づいたけど、どうにもならないから、じっとしていた。
数分後、「行くよ」と言って向こうの方で男性が立ち上がった気配がした。
そして、数秒後手前でも一人が立ち上がった。
白くて大きな丸いお尻が・・・ ぼやっとだが意外にはっきり見えた。
やっぱりそうだった。
分かっていれば向こうの露天風呂に行ったのに・・・!
若い男女の邪魔をするなんて(こっちも若かったけど)・・・何とも無粋な体験だった。