山に登った後は冷たいビール!
日本で一番飲まれている酒は、多分ビールだと思います。
居酒屋などに集まって飲む時は、「とりあえずビール」になりますからね。たまに日本酒とか焼酎とかワインを注文する人もいますが、ホンの一部でしょう。
夏の山だと、下りでも相当汗をかきます。
若いころは、山を下る途中で全員持っている水を捨て、そのまま走り下って温泉に入り、風呂を出て初めてビールを飲む・・・こんなことをしていたこともあります。
山を駆け下っている途中から一切何も飲まないんですから、冷たいビールは旨いに決まっています。
面白がってやっていただけですが、やらない方が良いです。
間違いなく身体に悪い。
山に登った時はビールは美味しいと思うけど、ある時中央アルプスのある山小屋で飲んだビールはマズかった。
オーストラリア製のビールでしたが、どうやら賞味期限切れだったのではないかと思います。
ハッキリしたことは言えないので、山小屋名は伏せますが、「ビールは生きている」ということを実感しました。
ウイスキーやブランデー等の蒸留酒には、賞味期限はありませんからね。
山仲間の中には、日帰りで簡単な山に登るとき、缶ビールを担いでくる人もいます。
もちろん保冷材でしっかり包んで冷たくしてあるし、仲間の分まで担いできてくれる奇特な人もいます。
缶ビールを飲む程度なら酔うことはないし、飲む場所とタイミングを間違えなければ問題はありません。
しかし、実をいうと、私は、かつてビールはそれほど好きじゃありませんでした。苦いし、お腹が膨れるからです。
しかし、10年ぐらい前の夏がメチャクチャに暑くて、その時にビールが旨いと思うようになりました。
嗜好は突然変わることがあるということを、自ら体験しました。
ビールと言えば、日本人は、キンキンに冷えたビールを好みますね。
しかし、これがイギリスに行くと、そんなに冷たいビールは飲みません。
日本人にはぬるいと感じるかもしれない。
しかも、ビールの種類が違う。
日本人が普段飲むビールはラガービールですが、イギリスではビターというビールが一般的です。色が茶色っぽくて、味も違います。
私がロンドンで駐在員をしていたとき、ビターは、駐在員の間では「馬のションベンみたい」と言われて評判はあまり良くありませんでした。
なぜ、馬のションベンなのか?ションベンを飲んだこともないのに分かるのか?という気もします。
ぬるいせいか、色が濃いからなのか、単なる悪口なのか分かりません。
また、ビターと言っても、それほど苦いわけではありません。
ビターを飲むのはイギリス人だけかもしれません。
私の知る限り、ヨーロッパの他の国では、ビールを注文するとラガーが出てきます。
では、今晩もラガーで乾杯!!
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