山に行くなら車の方が便利なこともある
たいていの場合山には電車で行きますが、車で行くこともあります。
車の場合は、電車のように座れるかどうか心配する必要がありません。
これが一番便利な点でしょう。早めに行って並ぶ必要がないこともうれしい。
下山してから温泉に立ち寄りたいという時も、車の方が楽です。
温泉に行くなら、バスタオルを持っていると便利ですが、これも車の中に置きっぱなしに出来る。
ただし、車だと不便なこともある。
例えば、登山口の駐車場が満車で止められない場合です。
無理に車をとめて、他の車の邪魔になっている光景もしばしば目にします。
仕方がなくてやっているとしても、他の車とのトラブルの原因にもなります。
もう一つの不便なところは、必ず車を駐車したところに戻ってこなければならないことです。つまり、下りの道は、来た道と違う道を下りるわけにはいきません。
しかし、この問題は、車が2台あれば解決できます。
例えば、登山口をAとし、頂上を越えて下りる下山口をBとします。
行く車を一号車と二号車と呼びます。
まず下山口Bに二台の車で行きます。
そして、一号車を下山口Bに止めてから、一号車に乗っていた人を二号車に収容し、二号車で登山口Aに行きます。
二号車を登山口Aに止めたら、全員で山を登り、頂上に登った後は下山口Bに下山します。
そして下山口Bに止めてある一号車に乗って、登山口Aに行き、二号車をピックアップします。
この方法なら、上りと下りで別の道を歩くことが出来ます。
でもやっぱり面倒と言えば面倒。
登山口と下山口を行ったり来たりするので、登山口と下山口が離れていると時間がかかり過ぎます。
登山口と下山口が離れていなければ使える方法です。
私は蓼科山に、この方法で行ったことがあります。
もう一つの車の使い方は、車に寝泊まりすることです。
私は、鳥甲山を登った時に、車に寝ました。
鳥甲山は秘境と言われている秋山郷にあります。
この時の鳥甲山は、私の二度目の挑戦でした。
最初に鳥甲山に行こうとしたときは、電車とバスを乗り継いで秋山郷に行って宿泊しました。でも翌日が雨。
登っても面白くないからギブアップして、帰ってきました。
そのとき交通費と宿泊費が無駄になったので、再挑戦では車に泊まることにしたんです。
その時は、麓まで車で行って車にそのまま泊まり、翌日鳥甲山をピストンしました。
これならガソリン代と高速代だけで済みます。
食べ物や飲物は行く途中のコンビニで買えるし、車に泊まる日はあまりやることもない。帰りに温泉によることも出来る。
しかし、乗用車だと、参加者は2名が理想的。
3名でやったこともあるけど、やっぱり狭い。
欠点は、熟睡できないから寝不足気味になる点です。
しかし、安上がりで済むという点が最大のメリット。
元気があるなら、節約も出来るし、これは良い方法だと思う。