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人間と機械と自然と、雲漏れ日の美しさと。


新年というには月日が流れすぎた。
それを知りつつもあえて今年の豊富を言うなら、

健康第一。

一晩中吐き続ける病気の病み上がりです。

健全な精神は健全な肉体に宿る。

熱が39度を超えたあたりで境地に達して、
「ああこの人生、夢・志に生きた良い思い出だった」

なんてブツブツ言いながら、
もうじぶんには元気がないから
ただ平穏に布団にくるまって生涯過ごしたいと思った。

海上安全。

健康祈願。

個人的な振り返りはこれくらいでして。

これは船用の給油タンク。

家と見比べたら、
そのデカさがうかがえる。

僕がふだん乗っている船は、
400ℓくらい入る。

1ヶ月に1度くらい変えるのだけど、
古い船だから油の残量メーターもなくて、

「船がやけに傾くな〜」
とか言って給油しに行ったり、

走っているときに急に馬力が落ちて、
船が減速したときに気づいたり。

何事も早めが肝心。


さて、きょうは出荷終わり、
真鯛の餌を撒きにいく。

餌屋さんからペレットの餌を買う。
一袋いくらするか聞いたら、たまげる。

あえて、言わない。

鳥の糞だらけになっているのが、
自動給餌器。

こんなふうに、
ひとつの筏につき一台ついている。

人間がやることはこの中に餌を入れておくだけで、
あとは設定した時間に餌を自動でまいてくれる。

充電は太陽光。

自然と人間の営み。
人間がいなくなれば、代わりになる力を提供してくれるのは機械。

漁業の後継者はどこにいる?

それは、人間ですか。

足元で海藻が育っている。
食欲をそそる色ではないけど、興味はあり。

お食事中の鯛。
水しぶきが飛んでいる。

ここから1ヶ月が、一年で一番寒い時期。

でも、思ったよりも寒くない。
というか全然。

今年は温暖だと言われているけど、
それ以外の理由も考える。

ちょっとずつ寒くなっていくのを感じながら暮らしてきたから。
寒さを受け入れることができているかもしれない。

これは絶対、アウトドアな仕事のメリットだ。

春になるまでずっとそう思っていられますように…。

木漏れ日という表現があるならば、
これは「雲漏れ日」かな。

なんて思って調べたら、
これは「光芒(こうぼう)」と言うらしい。

どの言葉を選んでもどうせ表現できないくらい、
太陽の光はきれいだった。

とりとめのない日々を生きています。

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橡 峻希 | kunugi shunki
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