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音大への道 その3

写真は我が家の庭に建てた、鶏小屋です。図面を手書きし、素人ながら作ってみました!なかなか家族には好評です!


前沢先生の厳しいレッスンに対応するには、練習時間が全くたりませんでした。
そこで、考えます。

「時間を作ろう。」


音楽室の鍵を部長から預かり、早朝に登校。朝の6時から練習。更に休み時間の10分も、無駄にしません。毎回音楽室に走リました。昼飯を掻きこんで昼休みも練習放課後も練習家に帰ってからも練習

とにかく吹きまくりました。遅れを取り戻すために…

毎日、どんな練習をしていたかと言うと、ロングトーンを中心に、タンギング、ビブラート、スケール、の基礎練習を、みっちりやってから、エチュードの練習。

口や舌が切れて、楽器の中に血が溜まることもありました。楽器って、直ぐには上達しないんです。何度も何度も繰り返しやっても出来ない事はできませんストレスで叫びながら自分の部屋の壁を叩くこともありました。

今でも実家に帰ると、僕の部屋の壁は穴だらけ。本当両親には申し訳ない事をしました(汗)出来なくて壁を叩きつつ、でも諦めずに続けます。3ヶ月後、半年後にできるようになっている自分を信じて。
これは今でも全く同じ事をしています。(壁は叩かなくなりましたが…)

今している練習は近い将来の自分への投資です。
3ヶ月〜半年、はたまた一年単位で、自分のアドリブや演奏技術が進化していく喜びは、お金では手に入らない最高の感覚です。だから音楽って、辞められないんです。
叶わない夢はない、とまで大それた事は言いませんが、努力は裏切らない。
これは僕が今までの人生で経験してきたことです。

こんな高校生活をしていると。疲れで、授業時間が眠くなります。自分にとって、授業は体を休める時間、寝る時間になっていきました。 ただでさえエリート高校。学業はあっというまに取り残さました。2年生の冬には見事、赤点6個を頂くことに。


「流石にこれじゃ留年だよ」
「音大どころか3年になれないよ」


担任に言われてショックをうけます。
泣く泣く、各教科の先生に頼み込んで、6教科、全てのレポート提出で首を繋ぎ止めたのでした。

学業も大事ですね(汗)


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