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デジタルならではの機能/バーチャルツアーを知る(4)

前回記事はこちらです。

こんにちは。
バーチャルツアーについて知る、今回は4回目です。
バーチャルツアーにはデジタルだからこその便利な機能が備わっています。代表的な機能についてご紹介しますね。


ユーザーのアクションを促します。

◎詳細説明ボタン

画面内のボタンを押すと小さなウインドウが立ち上がり、文章、写真や画像、なかには3Dモデルや動画、PDFを表示できるバーチャルツアーもあります。
夜景を表示させる、人が使っているときの様子を動画で見せる、PDFの料金表をダウンロードできるようにする、といったことが考えられます。

◎他の地点に移動

広い場所をまとめたバーチャルツアーでは少しずつ移動してするのは大変です。任意の地点に素早く移動できる機能が備わっています。
バーチャルツアーではユーザーが迷いやすいので利用したい機能です。

俯瞰視点がある3Dタイプだとミニマップの代わりにもなります。

◎ミニマップの表示

バーチャルツアー全体の小さなマップを表示させます。クリックひとつで拡大表示にしたり、移動したい地点に移動したりと大変便利です。この機能があると迷子になりづらくなります。

◎自動案内、アバターの表示

特定の地点にくると画面のアバター(人形や人物)が説明をするバーチャルツアーは一般の利用者の利便性を高めてくれそうです。バーチャルツアーを自動で案内する機能を備えたものもあります。

画面上でサイズを測れます

◎画面内で測量

バーチャルツアーによっては画面上でサイズを測れるものがあります。車イスで通れるか、購入した家具が置けるかといったことをユーザーが自分で判断できるため、とても便利です。

舞台上に3Dのオブジェクトを設置しています。

◎3Dシミュレーション

標準で備わっている機能ではないですが、有料で機能を追加することで実現できる非常に高機能なオプションです。
3Dタイプのバーチャルツアーに限られますが、空間内に機材や設備、舞台背景などを設置できるものがあります。たとえば、客席からどのように見えるのか、搬入口から搬入できるのか、シミュレーションできます。

会議室をメタバースに加工した例。

◎メタバースも実現?

3Dタイプのバーチャルツアーは3Dデータを持っています。このデータを使うことで、メタバースの空間を比較的かんたんに作成できます。
オリジナルのメタバースを作るのは費用も時間もかかりますが、この方法だと手軽にメタバースを用意できるかもしれません。いま、注目の活用法です。

バーチャルツアーはデジタルメディアならではの多機能、高機能さが魅力のひとつです。
また、いつでもコンテンツの編集ができるため、現場の状況が変わっても対応が可能です。
上手に活用することでこれまでにはなかった訴求ができるようになります。

次回はバーチャルツアー導入の費用、納期のこと、導入時の注意点、バーチャルツアーの今後についてお話します。


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