さざなみ
戦争、そしてジェノサイドのニュースが続く中、欧州で極右勢力躍進のニュース。
日本の国会では政治資金規正法も酷いが、そればかりが報道されている中、改正入管法が施行され、地方自治法正案が通る事態となっている。
すり抜けるように。
そして、新聞やテレビで報道されないからとSNSの情報ばかりを追っていると、実際の議会をかえりみたとき、それもまた偏っていると感じる。
ネット情報の大波は、利用する人に選別され単純化され、わかりやすい物語の温床となって民主主義の根を腐らせる。
世界は繋がっているけれど、一本道ではなく、無数の道が複雑に絡み合っているはずで、単純明快ではなくて複雑で煮え切らなかったりモヤモヤしているものでは?
曖昧な余地があってこそ成り立っているのではないだろうか。
単純化はとても危険、と思う。
複雑に曖昧に繋がっている世界の中の一つの地方議会である京都市会は民主的に運営されているだろうか?
自治体の特徴である二元代表制は健全に機能しているだろうか?
6月13日水曜日には予算特別委員会市長総括質疑を行います。
市民参加型市政の在り方を市長に問うべく事務局の皆さんにお手伝いいただきながら、質問準備をしています。
予算特別委員会市長総括質疑は6月13日10時から議場で始まります。
傍聴できます。
YouTube配信、後日録画配信もあります。
議員方の質問とそれに対する市長の答弁、お見逃しなく。
自分の町で、たとえばバス料金の値上げや固定資産税の高騰や国民健康保険料の値上がりや、目の前の問題に対処していく、同時にガザで起きているジェノサイドにも反対の声をあげ、身近な人たちと話し合い小さな行動を繰り返していく、私の周りにはそんな大人がたくさんいる。
同じ町に暮らすたくさんの知人と、さざなみを立てていくことが、情報の大波に飲まれず、世界を変えていく大きな波となるに違いない、と思いたい。
世界中に同じように、さざなみを立てている人たちがいることを私たちは知っている。