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伊豆峯次第 拝所一覧③〜東伊豆町編〜

24.山王大権現
【月日】12月17日
【近世の集落名】草崎
【現在の名称】
【伊豆峯次第の記述】
【豆州志稿の記述】


25.三島大明神/走湯大権現/箱根大権現

【月日】12月18日
【近世の集落名】大川村
【現在の名称】大川三島神社
【伊豆峯次第の記述】
【豆州志稿の記述】享保三年重修の札あり(三島明神)

伊豆大川温泉の入り口に鎮守する大川三島神社。キレイな鳥居をくぐり、参道の高さ 10 メートルほどの石段を上るとすぐに本殿がある。

大川三島神社の天井漢詩では、禹の治水成果を詠っている。日本における禹王信仰を確認出来る歴史的にも興味深い神社だ。

古代中国における聖君・禹は、中国歴史上の最初の王朝「夏」を創始し、 黄河の治水に成功したと言い伝えられる治水の指導者である。

社殿の正面には立派な龍の彫刻、右側面には薙刀を持っている髯の大きな武将は関羽、左側面には槍を持っている武将は張飛。力強い彫刻に出会うことができる。

二人とも中国の三国時代に劉備に支えた勇将。創建不明の伊豆大川神社は、中国の文化とご縁の深さを感じる。

伊豆大川では「ぼやき石」良く知られているが、三島神社脇にも同じように築城石が安置されている。

大川三島神社
東伊豆町大川78


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