
NotebookLMでログ分析
ログ分析をNotebookLMでやってみました。
WiFiに接続できない
WFiに接続できない事象が10分近く発生しました。WLX413を設置しているオフィスでした。複数のユーザーからの連絡だったのでPC個有の問題ではなさそうです。
ログ分析
ログをテキストデータで取得してテキストエディタで見ると膨大な行がありますし、個々のイベントも略称だったりで何が何だか。リファレンスマニュアルを参照しながら読み解くのも学びではあるけど、大事なWEB会議の時にこのようなことが再発するとまずい。
NotebookLMにログを読ませたら
最近使い始めたNotebook LMの性能を試すのもありだなと思い、読み込ませてみました。するとログのイベントが多すぎて無料枠で扱える「トークン」数の上限に引っかかってしまう。事象が発生した日の前後のログを別々に切り出して3つのファイルを読み込ませました。
Notebook LMは頼りになるかも
しばらくしてNotebookLMの「データソース」にこのログの概要が表示されました。ファイル名にはそれぞれ「WLX413」と日付を追加しました。略語と記号しかないログデータの概要が次のようにまとめられていました。なんか使えそうな気がしますね。
これらのテキストは、WLX413というデバイスのシステムログとレポートです。システムログには、ログイン情報や無線LANインターフェースの状態変化、NTP同期完了などが記録されています。レポートには、デバイスのシステム情報(バージョン、シリアル番号、CPU使用率、メモリ使用率、起動時間など)、起動履歴(再起動理由や日時)、LANインターフェース情報、VLAN情報、ユーザー情報、その他各種サービスの状態などが含まれています。ログとレポートから、デバイスの動作状況やエラー履歴、ネットワーク構成などを把握できます。特に、無線LAN関連のログが多く、多くのSTAとの接続/切断、ローミングなどが頻繁に行われていることが分かります
思ったより「賢い」かも
「チャット」を見ると、すでに「無線APの稼働状況と、発生したインシデントの概要を説明してください」という質問が選択できるようになっていました。まさに質問したかったことです。

回答は次のとおりでした。(抜粋・一部マスクしました)
「ファームウェアのダウンロードが行われました。 [7]」の後に
「システムが再起動し、WLX413 Rev.22.0が起動しました。[7]」とあります。原因はこれでした。[ ]でくくられた数字をクリックすると該当するログの生データを参照できるようになっていました。根拠となるデータを参照できるのは心強いです。「RAG」の強みですね。
無線LANインターフェース(5GHz(1))の停止と再起動が行われました。 [1, 2]
5GHz(1)のチャネルとして132ch(5660MHz)が選択されました。
[1] チャネル132(5660MHz)の電波が60秒間停止されました。[1] チャネル132(5660MHz)の電波が再開されました。[2]
無線LANインターフェース(5GHz(2))の停止と再起動が行われました。 [2, 3]
5GHz(2)のチャネルとして100ch(5500MHz)が選択されました。[2]
チャネル100(5500MHz)の電波が60秒間停止されました。[2]
チャネル100(5500MHz)の電波が再開されました。[3]
[IPアドレス]からのGUIログインがありました。[3, 4]
複数のAP([MACアドレス], [MACアドレス], [MACアドレス], [MACアドレス], [MACアドレス], [MACアドレス])が切断されました。[3-5] 複数のAP([MACアドレス], [MACアドレス], [MACアドレス], [MACアドレス], [MACアドレス], [MACアドレス])の設定送信と接続が確認されました。[3-6]
ファームウェアのダウンロードが行われました。 [7]
システムが再起動し、WLX413 Rev.22.0が起動しました。[7]
クラスタ管理システムが起動しました。[7]
クラスタ動作モードは自動クラスタです。[7]
フルパワー制限が解除されました。[8]
)
原因は自分のチョンボ(汗
私のチョンボです。設定の変更はスケジュールできますが、ファームウェアの更新はYNO(クラウド管理)のライセンスがないとできなくて、スケジュールを設定してファームウェアの更新ができると思い込んでいたのです。結果として終業時間前に実行してしまったのです。ごめんなさい…
無線LANインターフェース(5GHz(1))の停止と再起動が行われました。 [1, 2] 5GHz(1)のチャネルとして132ch(5660MHz)が選択されました。[1] チャネル132(5660MHz)の電波が60秒間停止されました。[1] チャネル132(5660MHz)の電波が再開されました。[2] 無線LANインターフェース(5GHz(2))の停止と再起動が行われました。 [2, 3] 5GHz(2)のチャネルとして100ch(5500MHz)が選択されました。[2] チャネル100(5500MHz)の電波が60秒間停止されました。[2] チャネル100(5500MHz)の電波が再開されました。[3] [IPアドレス]からのGUIログインがありました。[3, 4] 複数のAP([MACアドレス], [MACアドレス], [MACアドレス], [MACアドレス], [MACアドレス], [MACアドレス])が切断されました。[3-5] 複数のAP([MACアドレス], [MACアドレス]0, [MACアドレス], [MACアドレス], [MACアドレス], [MACアドレス])の設定送信と接続が確認されました。[3-6] ファームウェアのダウンロードが行われました。 [7] システムが再起動し、WLX413 Rev.22.0が起動しました。[7] クラスタ管理システムが起動しました。[7] クラスタ動作モードは自動クラスタです。[7] フルパワー制限が解除されました。[8]
気づき:WiFi APのDFS機能
他にも気になるところとして次のようなものがあります。早朝で誰もいない時間帯に起きています。これはリファレンスマニュアルを参照したところDFSによるものでした。他の日のログを見ると同じ時間帯に同様のイベントが記録されていました。
気象レーダーはオフィスからだいぶ離れているはずですが、ググって見ると(総務省・PDF)電波出力は250KWほどあります。パラボラアンテナでビームを絞って電波を発射するので数十キロ程度離れていても影響を受けそうです。
・チャネル132(5660MHz)の電波が60秒間停止されました。[1]
・チャネル132(5660MHz)の電波が再開されました。[2]
・無線LANインターフェース(5GHz(2))の停止と再起動が行われました。 [2, 3]
その他のログ分析にも
Windowsのシステムログでも同様のことをやってみました。イベントビューアーで見ることはできますが一つのイベントごとに内容や意味をみることになります。テキストデータにエクスポートして読み込ませると「あたりをつける」の役立ちそうです。
何か起きた時にはまずログをみるというのは大事な習慣ですね。
今日はここまで。お読みくださりありがとうございました!