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Microsoft365とネットワーク品質

社内でMicrosoft365への移行が始まってからTeamsでの会議の品質に関するリクエストが増えているんですよね。
主訴は「動画が止まった」「音声が途切れた」など。そもそも「つながらない」というのも。
「止まった」「途切れた」でユーザーからリクエストされるのは主にインターネット回線の増強・速いプロバイダに替えてというものですね。出口が混んでるんだろうという推測です。その指摘は概ねあっているのですが、拠点間、リモートワークのためにVPNなどを構成しているとそのリクエストに応えるのはそう簡単な話ではないわけで。しかも、コストも労力もかけて期待通りの結果になるとは限らないですし。
回線の品質は広告で謳われている1Gbpsといった光回線の速度だけで決まるわけではないです。インターネットプロバイダーのサービス品質も関係します。プロバイダーを変えるだけで一桁違う速度になることもあります。
TeamsやZOOMの音声·動画は遅延の影響も受けます。広告では謳われていない性能です。
プロバイダーのネットワークの中の混雑具合や、そこからインターネットに出ていくゲートウェイの性能にも左右されます。後者はプロバイダーによって様々なのが実体かと思います。
OCNやKDDIのように自前でバックボーンをもっている1次プロバイダーはその点有利でしょう。2次プロバイダーは1次を超えることはできないですし、ゲートウェイの性能に差があことは必然です。価格設定は抑えめですね。2次プロバイダーがダメということではなく、プロバイダーによって結構差があるということです。今回は光回線はそのままで、プロバイダーを、一か八かで別の2次プロバイダーに変更してからお叱りを受けることはなくなりました。結果オーライです。前より少し安くなったですし。
あれ?今度は無線LANで問題が…
つづく。

・「無線LANで問題が…」を続きの記事へのリンクにしました。
・誤変換を直しました。
「後者はプロバイダーによって様々なのが実体かと思います」→実態