物の価値について考える
私の住む街、松本は本当に素敵な街だ。住んですぐに好きになってしまった。
今日は午後、友達が家に遊びにきてくれて、おしゃべりをして、ごはんを作り食べて、夕方からトークショーを観にいった。こちら↓
イオンのなかの無印良品内のトークショー。私はこのイオンの無印良品がすごく好きで、品揃えがいいのはもちろん本やソファがあったりコーヒーが飲めたりする。椅子がたくさんあるから、友達と待ち合わせのときに「ソファに座って待ってるね」って話してたらソファがたくさんあって迷ってしまったなあ。そんなことは置いておき、今日の対談が楽しかったので感想を綴りたいのです。
建築家の中村好文さんと、ミナペルホネンのデザイナーの皆川明さん、そして松本市の木工作家の三谷龍二さん。3人ともすごく仲良しみたいで、やりとりも楽しかった。
「我が家」というテーマで、いろんなテーマについて話していた。芸術の先にいる方は話を聞いていて感性だったり気づきだったり、ひとつの出来事から多くのことを捉えている。話のところどころで芯を突かれていて、でもエピソードはきらきらと気づきがたくさんこめられている、エッセイみたいに。
なかでも最後のほうの、質問
「心地よいもの、心地よいまち。心地よさはどのようにつくられているものでしょうか」の問いに対して
『「物」の価値っていうのは、ゼロなんですね。その「物」に誰がどのように関わったかで、価値が生まれる』
価値はゼロなの?と少し驚いたけれど、納得できる。銀座の一等地でジュエリーを恋人と選びにいくのと、同じものをネット通販で買うのは全然違う。その「物」がほしいだけじゃなくて、体験込みで、自分のなかで考えたり感じたりして物の価値は変わってゆく。
『心地よいまちは、自分が自分らしく、等身大でいられること』
私も、今住んでいるこのまちが好きで、心地よい。それはどんな場所にいるより、実は自分のふるさとにいるときよりも、自分の居場所はここであると、周りに頓着せずに感じることができる。たとえば心地よい服は、着ていることを意識しないよね、とも話していた。この場所がいい!と声を大にして言わなくても、思っていなくても、意識しないくらい当たり前にそのまちに馴染んでしまう人は、きっとその場所が大好きなのだと思う。
わたしはこの大好きなまちで暮らすことを自然を選んでいって、たどり着いた。まだまだ未熟だけれど、いいまちだなあ、と思える人が増えていくとうれしいな。2月にはお店をオープンできたら、と思う。
心地よい場所、というのが、一つテーマだなあ。
#このまちに暮らすこと #松本市 #松本 #無印良品
<夕暮れ/松本市にて撮影>