Instagramを3年続けたら書籍を出版することになった話。
「2024年8月に、勉強本を出版しました!」
Instagramで発信を始めた当初は、まさか自分が本を出版するとは1mmも想像していませんでした。人生何が起きるか分からないね(笑)
せっかくなので記念すべきnote1投稿目は、勉強本を出版するまでの過程をまとめてみようかなと思います。
本をお迎えしてくれた方(本当にありがとうございます😭♡)
本の出版に興味がある方
いゆぴの動向が気になる方(?)
にとって面白い内容になっているかなと思いますので、ぜひ読んでいただけたら嬉しいです!
▼出版したのはこちらの本📙
定期テストや受験勉強を頑張りたいと思っている学生さんに、手に取っていただきたい1冊です!
本を出版した理由
「本を出版しました!」と、周りの人に伝えたときに必ず聞かれるのが、「どういう経緯で出版することになったの?」という質問。
私の場合は、InstagramのDMで編集者さんから「勉強をテーマに書籍を出版しませんか?」と連絡をいただきました。
連絡が届いたのは2024年の4月。
この時点では、出版を確約されているわけではなく、社内の企画会議がとおる前の段階での連絡でした。
「いゆぴが出版!しかもKADOKAWAから!?」と、まだ出版すると決まったわけではないのに、すごく嬉しかったのを覚えています。
というのも「今年は本を出版したいな〜」と思っていて、「文章を書いて出版社に企画を持ち込んでみる?」と考えていたんです(笑)本の冒頭部分を書き始めていたところだったので、メッセージを見たときは、本当に本当に驚きました…!
連絡から1週間後に、編集者さんと打ち合わせを行い、「どういったフォロワーさんが多いのか」「なぜInstagramで発信を始めたのか」「受験勉強で工夫していたことは?」といったお話をしました。
打ち合わせの中で、「偏差値が20上がった経験や勉強手帳はいゆぴさんらしい!引きがあっていいですね!」という話になりました。
SNS上で勉強系の投稿をしている人はたくさんいるなかで、自分ならではの要素を入れて投稿していたことが、出版のお声かけに繋がった理由のひとつなのかな感じています。
その後、編集者さんが企画案を作成してくださり、「一緒に書籍をつくりましょう!」と、念願の出版が決まったのです✨
どうやって本を作るの?
①本の設計図を決める📝
書籍のページ数は決まっていて、今回の勉強本は全部で128ページ。まずは大まかに、どのページにどんな内容を書くか構成を決めていきます。(この作業を台割と呼ぶらしい)
今回の本では、Instagramでもよく発信をしている「勉強手帳」「ノート術」「勉強法」の3章立てで紹介しようということになりました。
▼フォロワーさんからも人気な「勉強手帳の作り方」👀
②インタビュー🎤
本を出版する際、「著者が本文を執筆する」と、「インタビューした内容をライターさんがまとめる」の2パターンがあります。
今回は後者で進めることになり、インタビューは5月〜6月にかけて、何回かに分けて実施しました。
Instagramのプロフィールに書いてあるとおり、ふだんは会社員をしているので、今思えばバタバタなスケジュール。午前中にKADOKAWAのオフィスへ伺い、午後から会社に出社する日もあれば、お昼休みの時間にオンラインでお話ししたり…
リモートワークやフレックスな働き方ができる今の会社でないと、絶対に両立できなかったと思います(笑)働きやすい環境を用意してくれている会社に感謝です🥹
③ノート作り📖
今回の本のテーマは、「手帳&ノート術」なので、勉強手帳の中身や5科目のノート例などを書き下ろしました。
「各科目でこういうふうにまとめよう」というイメージは頭の中にあったのですが、当時使っていたノートが手元に残っていなかったため、どの範囲をまとめるかを考えるのが大変でした。
当時の授業内容を参考にするために、高校時代の友人に声をかけてみたところ…
改めて振り返ると、2週間ちょいでものすごい分量を書いたのでは…!
④撮影📸
ノートの中身やデスク周りの写真を書籍に掲載するために、6月の中旬に自宅にて撮影をおこないました。
撮影日はあいにくの大雨で、しかも日当たりの悪い部屋なので、綺麗に撮れるか不安でしたが、とても明るく素敵に撮影していただきました。プロってすごい…!
ふだんの投稿用の撮影でも、これくらい明るく撮れたらいいのにな〜(笑)柔らかいタッチの雰囲気が素敵なので、ぜひ本で見てほしいです…!
④原稿チェック🗒️
「本の制作で何が1番大変だった?」と聞かれたら、真っ先に答えるのが原稿チェック。(出版用語では、ゲラチェック)
どれくらい大変だったかというと、今まで週2〜3でコンスタントに投稿していたInstagramの投稿が、この期間は1ヶ月も空いてしまいました。
原稿チェックでは、文章の気になる箇所に赤字を入れていきます。細かい言い回しや文章の構成面で直したい部分をたくさん書き込んでいきました。
原稿チェックの流れは、こんな感じ👇
合計3回の確認をおこないました。
細かい作業が苦手な性格なので、原稿チェックは自分の中で難易度が高かった作業でした。
「読みやすい本を届けたい」という想いがあったので、最初から最後まで原稿にくまなく目を通し、少しでも気になる箇所にはすべて赤字で書き込みました。
⑤表紙デザイン📙
原稿チェックと同時に、表紙デザインの制作もスタートしました。本のタイトルを聞くと、まず思い浮かべるのが表紙。だからこそ、表紙はたくさんこだわりました。
最初にラフとして、提示いただいたのがこちら👇
ノートみたいでかわいい!!!いゆぴの投稿の雰囲気に似ていて、デザイナーさんってすごいな〜と感動です!
「気になる箇所があれば教えてください」と編集者さんから連絡をいただいたので、私からはタイトルのサイズをもう少し大きくしても良いかもしれないという点や、
せっかく書店に並ぶので「いゆぴのことを知らない人にも手に取ってもらいたい」と考え、タイトルの別案を提案してみました。
その後も何度かやりとりを重ね、完成版のデザインに近づいてきました!
上の写真のように、いゆぴからのコメントを黄色のボックスで入れています。会社でも似た業務をおこなっていたので、会社での経験が個人のお仕事にも活かすことができて良かったです。
本を出版してみて…
制作に本気で取り組んだからこそ、「みんな手に取ってくれるかな?」「楽しんで読んでもらえるかな?」と不安な気持ちがいっぱいでした。
そのため発売後に、DMやストーリーズで「購入しました!」「勉強のモチベーションが上がりました!」というメッセージをいただけたときは、大変だったけど、頑張って良かったと心から感じました。
普段はInstagramでの発信がメインのため、手元に残る"本"として、自分の想いである「勉強じかんを楽しくデザイン」を届けられたことに、本当に感謝しています。
今回の書籍の出版は、集大成というよりも新しい挑戦のひとつだと思っています!今後もInstagramでの投稿に限らず、さまざまなことに積極的にチャレンジしていきたいです🫶🏻
改めまして…本を読んでくださった皆さん、本当にありがとうございます✨これからも一緒に勉強がんばろうね!いゆぴはいつでも頑張るみんなの味方です🧡
そして、書籍の出版を企画してくださったKADOKAWAの編集の眞野さん、タイトなスケジュールの中で制作を進めてくださったスタジオダンクの皆さん、インタビュー内容を素敵にまとめてくださったライターの藤田さん、かわいく撮影してくださったカメラマンの葛西さん、そのほか関わってくださった関係者のみなさん、この場を借りてお礼申し上げます。本当にありがとうございました!またどこかでご一緒できることを楽しみにしています☺️
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Amazonのレビューで、ぜひ感想も教えてもらえたら嬉しいです✨
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