私がリスクをとって女性起業家となった理由
こんにちは。株式会社マザーテラス 代表 現役ママ 須藤伊世です。
ふるさと島根県で、11歳9歳の2人子どもの子育てをしながら、フェムテックインナーの企画販売を行う、従業員3名の小さな下着メーカーを運営しています。
写真は、7月23日、本日の上空から眺めた宍道湖。いつみても美しい。9月1日~3日に予定している東京展示会の相談で、20年ぶりにアートスクール時代の恩師に会って頂いてきました。他にも私の仕事を支えてくれているたくさんの方々にお会いして元気やアイデアをもらって、大阪出張からの帰りの飛行機で書いてます。
お世話になっている皆様、いつもありがとうございます!
今回は「私がリスクをとって女性起業家となった理由」を書きます。
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では早速書いていきます!
大好きな宍道湖の風景
私は宍道湖のほとり旧平田市に生まれ育ちました。今も、宍道湖とその周辺の自然環境が大好きです。
静かに空を映す湖面。長い時間を経て培われたなだらかで、たおやかな山並み。小さなこのひとつの風景の中に、雨が降り、山を下って川となり、海へ注ぐ壮大な自然の営みを感じることができます。
緑と水色のグラデーションの中に、包み込まれるように寄り添う小さな町は、自然を前にして人類の無力さと同時に、人と自然との秘められた可能性を感じさせてくれます。
この風景を望みながら、若い頃、ビックになってやろう!と野心を燃やしていました。と同時に、湖の風景はいつでも、濁った心を透明に、穏やかにしてくれる、不思議な存在です。
子供時代に見た、湖に住む魚の大量死
小学生のある夏休み、いつものように宍道湖のほとりを散歩していると、大量の魚が死んで、強烈な臭いが発生していました。調べると、「赤潮」や「あおこ」といわれるものと関連していること、水中の栄養過多により起きているとわかりました。
昔は水底が見えるほど水が透明で、子どもたちは夏休みにはよく湖で泳いで遊んでいたと父から聞き、子どもの私にとって、日の生活によって自然環境を汚してしまっていることが、大変なショックでした。
ひどい臭いと共に強烈に記憶に残ったこの出来事をきっかけに、環境問題に興味を持つようになりました。
ひとりで早朝、湖岸のごみ拾いをしたりしましたが、少し大きくなると、一人きりでゴミ拾いをしたって、何も変わらないことを知るようになりました。
アートスクールに学び、ひとり旅に出る
この世の中を動かしているもっと大きな力を知りたくて、都会に出て、アートスクールに学び、ひとり旅に出ました。
その課程で自分なりに出した答えが、
「ものを売るチカラがこの世の中を動かしている。」ということです。
環境を汚すことができるのも人間なら、その環境を美しくすることができるのも人間なのではないか。そのような仮説のもと、まずは、一番売ることができるビジネスオーナーになって、そこから見える景色を見てみたい。そう思うようになりました。
フェアトレードビジネスとEC販売
とはいえ、いきなり未経験で事業を立ち上げる勇気はなかったので、ものづくりから販売までを一環して行う会社で経験を積みました。フェアトレードビジネスの会社で学んだ約6年間は「つくる人、使う人環境、三方良しのハッピーなビジネス」の実現可能性について、手応えを感じさせてもらう経験でした。
都会の人に揉まれて学んだ経験と知識を、人の少ない島根県で実現したい。その考えを実現するために、EC販売に特化した方法で事業を立ち上げ、現在に至ります。
またまだ思うような製品が作れないこともありますが、お客様にお届けするものは、自信を持ってお届けできるもの。
人と自然の美しい関係をデザインするプロダクトで世界を美しくしたい。
まだまだ、道半ば。一番売ることができるビジネスオーナーにはほど遠いですが、日々目の前の出会いを大切にこれからも頑張って行きます!
次回予告
次回は、インナーウエアで届けたい「想い」について、書きたいと思います。