ソプラノズ「哀愁」まで
トニー役のジェームズ・ガンドルフィーニがもうこの世の人では無いのが寂しい…
はい、やっと全エピソード視聴、終了ー💫
大好きだったキャラも、大嫌いなキャラも、どんどんいなくなってしまうファイナルシーズン。
個人的には
「ガンジー俳優ベン・キングスレーとゾンビ映画」の回が一番好きでした。
そーなんだよ、シーズン5あたりからハリウッド俳優ゲスト出演しまくって
(トニー・B役のスティーブ・ブシェミは初期から制作側だったが)
なんだか
ネット配信テレビ局HBOにすり寄って来やがるハリウッド側。のイヤーなところまで隠さない。
「これが、ハリウッドの汚さだよ」
とベン・キングスレーがワイロ貰いまくって肩をすくめている皮肉。
↑
ガンジーの顔して言うんだよ💧
9.11テロ以降のアメリカのやっている事の現実。
所詮息を吸って吐くように人種差別する登場人物たち。
トニーがメドウの二番目の彼氏に「出会って5分で人種差別」のシーンが、
これが多民族国家アメリカの人のメンタリティなんか…と妙に納得させられてしまいました。
すわ、NYのファミリーとの抗争か?と泥沼事態にトニーもどんどん追い詰められて暴君の本性露呈していくし、
「自分が診療した筈の7年間は一体何だったんだ?」
と目を覚ましたメルフィ先生👓の取った行動がトニーの運命を示唆しているし。
すべての登場人物の醜さも弱さも冷酷さも人情も成長も人生の終わりもさらけ出す。
「人生」そのものを語っているドラマ。
「宣誓ー。このドラマは、いくら作り話だからって…
偽善や虚飾などのきれい事は、一切排除します。
○されたって、
○されたって構いません‼️」
byソプラノズ脚本家チーム
という原作者テレンス・ウィンター&総監督デイヴィッド・チェイスはじめ製作陣の覚悟と心意気が全部のエピソードに溢れていました。
特に…クリス役の俳優さんのマイケル・インペリオリの演技の素晴らしかったこと。だから管理人の一番嫌いなキャラなんです。誉めてますよ。
ラストはアーティのレストラン「ベスビオ」で食事するかと思いきや…そんなお金も無いほど凋落したソプラノ一家。
おい、なんだ?その終わり方はよ💢故障かよ‼️とテレビをバンバン叩いた視聴者もいるようで。
でも第一話「家族」からこの終わりまでの物語すべてが、
「マフィアの人間に平穏で幸福な終わり方なんてなかっただろ?」
と教えてくれてるじゃありませんか。
自分の人生の全てにケジメをつけたジョニー・サックがシルヴィオ・ダンテ越えで一番好きになりましたねー。
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