
物語に入りきらない女性達1【ディスコで逆ナン】
ディスコ通いは高校生からだ、週一のディスコ通いも19歳になると行く頻度も減った、専門学校の友人と初めて行くディスコへ、フロアに行くと集団で変な踊りをしているダサイ、後ろで馬鹿にして真似していると女性から声を掛けられる、怒られるかなと身を引くと
「一緒にお酒飲みませんか?」と2人の女性からお誘い、手を引っ張られる、一緒に来た連中と引き離されてカウンターでお酒を飲みながら談笑
「よくここくるんですか?」「年齢は?」とか何かの勧誘かと思ったが
「この娘があなたのこと気に行ったみたいなので連絡先交換して欲しい」
逆ナンだった、連絡先交換して友人のところへ戻る。
暫くして連絡先を交換した女性ミキから電話が
「今度家に遊びに来て一人暮らしだから」
早い展開だがまずは様子見に
「友達と行くね」まだ勧誘を払拭できない
住所を聞いて驚く一番町だ、皇居の横だぜ。
約束の日に一番町へ立派なマンションの一室、金持ちの娘ではないか
お父さんは同じマンションの別の階に住んでいるとミキ。
「お母さんは早くに死んで、お父さんは若いスチューワーデスと暮らしているの」お父さんを知らない女に取られて寂しいのかな一瞬顔が曇っていた。我々にはうらやましい限りだ憧れの職業、若者は色めき立つ、また会う約束して帰る。
暫く電話でのやり取りをするが会う機会がなかった、ディスコで一緒にいたもう一人の女性クミから電話がくる
「渋谷のディスコに行かない?」
丁度空いていたので渋谷のディスコ前で待ち合わせクミを見つける
「ミキは?」
「今日は来ないよ」とクミ
エーッどういうこと思いながら入店
常連らしく黒服と談笑してVIP席に通される、普段若造はこんなとこに通してもらえない。
偶然専門学校の友達とフロアで会う
「なんでVIP席にいるんだよ、俺も入れてくれよ」友人
「クミ一緒に座っていい?」俺
「黒服に言っておくから大丈夫だよ」クミ
黒服と寝てるとしか思えないが感謝を伝える。
友人は何かを察し先に帰った。
「私もあなたの事好きなの」とクミが口を開く
「ミキのことはいいの?」俺
「私がミキと話をつけるから」無茶苦茶だ
ラストまでいると終電が無くなる、ディスコを出て歩き始める。
「そこに入ろう」とホテルを指さすクミ、実力行使の既成事実でミキをねじ伏せるのか。
言われるままに吸い込まれていく。
ベットに入りことを始めるが
「付き合ってくれないと最後までしない」とクミ
「じゃあ付き合わない」と言って寝る俺。
黒服とやりまくってる女の駆け引きには乗らん、
何かと引換でするもんでも無し、やりたい時やり寝たい時に寝るだけさ。
一週間後にまたクミから電話
「今ホテルにいて男がシャワー浴びてるの、付き合ってくれないとしちゃう」とクミ、知らんがな。
「どうぞ」電話を切る、気が違ってる。
翌週今度はミキから電話
「クミが手首を切ったのすぐ来て」
誘いだそうとしているな
「わかったすぐ行く」とうそを言って連絡を絶つ、居留守。
これ以降近づく女性に気を付けるが、巧妙な手段で女性は向かってくる
本性を見せないように仮面を被ってやってくる。