幸あれ

会社で結構必要な資格試験に2年連続で落ちて、今年3度目の挑戦をしている同期がいる。

去年は、2回目だし受かるだろうと勝手に思っていたので、解答開示の日に不合格だったとチャットで報告された時に、内心（え〜反応しづら〜）と思ったけど、笑ってほしいと言われたので、たくさん笑っといた。

今年は、受ける前からめちゃくちゃ弱音を吐いている。「不安だ〜やる気が出る曲を教えてくれ〜」と言われたので、キュウソネコカミの『私飽きぬ私』をおすすめしたら、「聴きながら歩いてたら涙が出てきた」と言われて笑った。情緒不安定すぎる。

今日の昼に会った時は「嫌だな〜」というつぶやきを繰り返し、たまに空を見つめて無言になっていた。本当に嫌なんだなあと思って、無闇に「たくさん勉強したから大丈夫だよ」と言っておいた。たぶんたくさん勉強してるし。

私は試験がわりと好きだから、試験前に嫌だなって思う感覚が実はそんなにわからなかった。プレッシャーが嫌っていうのはわかるけど、試験自体はテンションが上がるイベントだ。その資格試験も1発で受かった。

でも本当に嫌味じゃなく、その同期はすごいなって思うところがある。私だったら、同じ試験に1発で受かった同期に、弱音を吐くことはできないし、落ちた報告を開示直後にすることはできない、そもそも試験を受けていることを自分から言えないかもしれない。自分の中で咀嚼して笑い話にできるようになってから、しかもその試験に関係してない人にしか言わないと思う。

試験に対する気合いの違いとかそういう話だけではない気がする。プライドと心の強さの問題。その同期に弱音を聞かされるたびに、この人は強いなぁと思う。

当日いい感じで解けますように！

同期に幸あれ！

ではまた