未来創造会議メンバーインタビュー vol.1
こんにちは。未来創造会議Noteチーム、やーまんです。
シリーズ;「未来創造会議メンバーが創造会議に参加してどんなことを感じているのか・感じたのかインタビュー」を数度に渡ってお送りしていきたいと思っています。
今回は、2019年度(2020年)に世界青年の船事業に参加したKikiさんに参加事業についてや、どんな思いを持って未来創造会議に参加したのか、参加してみて感じたことについて等、ざっくばらんに語ってもらいました。
事業参加のきっかけ
やーまん;参加事業はSWY32ということで、去年(2020年)に船に乗ったということですね?
Kikiさん;
そうですね。乗ったのは2020年の1月2月なので、去年になります。
今、事業参加から1年ちょっと経ったところです。
乗船した時は、大学4年生で、卒業を控えていて、4月から働く会社も決まっていて、そんな状態でした。事業のあと、すぐに就職だったのですが、こんなに選択肢がある中で、ここに入社することに決めていいのかなという気持ちになった部分もあったのですが、結局は決まっていたところで働きはじめました。
やーまん;どんな経緯で世界船に参加したんですか?
Kikiさん;
世界船に乗っていた知り合いの先輩に、東南アジア青年の船の受け入れプログラムでワークショップをするから手伝ってほしいと言われて(1年間ベトナムに留学していたので、それで声がかかった感じです。)、それで運営に参加させてもらったのがIYEOの人たちとの初コンタクトでした。
そこで結構楽しかったし、こんな東京でもないところで、(当時、山梨県在住)同世代の人と、政治のこととか社会のこととか、そんな深い話をガチで話合うみたいな経験って全然なかったので、「こんなことができるんだ!」って思って、「これは船に乗らなきゃ」って思うようになって、乗ることに決めました。
もともと事業はその前から知っていたのですが、国際交流プログラムかぁっていう感じで、そこまで何とも思っていなかったのですが、IYEOで活動していた人たちがすごく魅力的で、一緒に何かできたらいいなって思ったこともあって、それなら船に乗らないといけないなって思いました。
IYEOとの関わり
やーまん;世界船に乗る前からIYEOの活動に参加していたんですね。下船後も、IYEOの活動を行っていたのですか?
Kikiさん;
ずっと何かやりたかったんですよね。それこそ、船に乗るより、IYEOの活動をこの人たちと一緒にやりたいっていうのが強かったから。ずっとやりたいと思っていたんですけど、ただ、(船から降りて)東京に出てきちゃったし、コロナだしで、何か出来ないかなって思っていた時にこの「未来創造会議」という機会に出会って。これはやんなきゃって、それであんまり何も考えずに参加しました。
*ちなみにSWY32はコロナの影響で、残念ながら最後の給油地だった「ハワイ」には降りられなかったそうです。下船前からコロナの影響を受けてしまったSWY32なのでした。
未来創造会議に参加してみて感じていること
やーまん;実際に未来創造会議に参加してみてどうですか?
Kikiさん;
めっちゃ楽しいです。本当に参加してよかったなっていうのが一番強い(思い)ですね。
山梨でIYEOという組織に出会って、東京に出てきて、(山梨じゃないから)愛着もないしなぁって思っていたんですけど、こうやって地域関係なしにいろんな人と喋れて。
社会人になったばっかりで、仕事でいっぱいいっぱいになって帰って来てから夜12時くらいまでミーティングしてみたいなのは、(注;未来創造会議のグループワークは、平日の夜に行われることが多いのです)すごくしんどいって思った時期もあったんですけどね。
「申し訳なさ」みたいなものを感じた時もありました。ボランティアっていう枠組みっていうのはわかっているんですけど、リーダーの人に連絡も出来なかったこともあったので。めっちゃ申し訳ないなって思いつつ。
でも、やっていることはめっちゃ楽しいし、行ったら(また参加したら)みんなそんなこと(申し訳なさとかそういったこと)を思わせない感じで、話をしてくれるし。
楽しいだけじゃないけど、めっちゃ楽しいです。
対面で会ったことがある人って、同期の1人しかいなくて、あとはみんな会ったことないのに、もうずっと一緒にいるような感覚だし、最初、ちょっと運営の方々とか怖かったけど、今は顔を見ると笑顔になれるような。サードプレイスというか、居心地の良い場所という感じですね。
ずっと真面目な話ばっかりしているのに、それこそ、それぞれのバックグラウンドとかそんなに知らないのに、なんでこんなに喋れてるんだろうって不思議な感じですよね。
真面目な話ばっかりだから疲れそうな気がするのに、そんなことはなくて、不思議と居心地の良い場所になってます。
やーまん;わかります。(グループの議論の時に)何を言っても大丈夫な感じというかそんな安心感がある感じがします。
Kikiさん;
わかります。受け入れてもらえなくても、「うん、わかった」って聞いてくれるというか。この人達なら絶対に否定はされないだろうという「心理的安全性」がありますよね。
活動に取り組む時の姿勢
やーまん;もしかしてIYEO会員で、一歩踏み出すこと(自己活動を行うことなど)に戸惑いを覚えている人に何かかけたい言葉があったら是非お願いします。
Kikiさん;
(活動を)誰かのためにやろうと思ったら、たぶん僕、しんどくて辛くなっちゃうタイプなので、無責任に自分の好きなことだけやってたいな、って思っていて。
例えば、今やっているプロジェクトとかでイベントをやって、「イベントに参加してすごく良かった」って言ってくれる人がいたら、それでそれはすごくラッキーだなって思うし。
それぐらいの心持ちでやれたら自分も楽というか、気持ちいいし。変に気負いすぎないでできるなって思うので。
船に乗っている人って、自分のやりたいことをやりたいようにやっているじゃないですか。
だから、戸惑うっていうのはあまりイメージできないのが正直なところですね。
こういう「未来創造会議」みたいなプロジェクトに参加しても、結局楽しいですし。
うーん、やっぱり、なんか楽しいのが一番ですよね。自分が楽しかったらいいし、人のためにならなくてもいいし、なったらラッキーですし、そういう風に思います。
今後IYEOでやっていきたいこと
やーまん;なるほど。素敵な考え方ですね。最後に今後、IYEOでやっていきたいことはありますか?
Kikiさん;
今、やりたいのは本当に「Colorfulドリンクバー」の人生ゲームです。僕、人生ゲームをつくりたいなぁって思ってます。作るプログラムまでやりたいです。作って一通り自分たちで遊んで、それで他の人にも作るプログラムで作ってもらった人生ゲームを、また遊びたいですね。一番最下流の参加者のところに混ざって一緒に遊びたいです。それが、今の一番の目標かもしれないです。どっかのカフェとかに集まってちゃんと対面でやりたいですね、オンラインじゃなくて。
*未来創造会議では、テーマ毎にグループを作っていて、Kikiさんは、「Colorfulドリンクバー」という「キャリア教育」がテーマのチームで活動をしています。チームのプロジェクトで今、「IYEO版人生ゲーム」を作っています。(ちなみに、私も同じチームです)
さっき話した自分が楽しいと思えることをやっていって、それが人の為にもなったらいいなっていう話とつながっている部分もあるんですけど、
こうやって僕たちがプロジェクトをやっていることが、誰かが内閣府事業に参加するきっかけになったらいいなって思うし、もっと大きな話でいうと、事業が続いたらいいなってすごく思っていて。僕、SWY最後の年、SWY32とかになりたくなくて、これからずっと続いていって欲しいなって思うので。
今、目の前にあることが巡り巡って事業が続くっていう結果になるといいなって思います。
全国の高校生みんなが内閣府事業に参加したさすぎて倍率が100倍とかになって、船の派遣を毎年2回しないと追いつきませんとかってなると、政府も事業を続けざるを得なくなると思いますし、予算ももっと大きくしてくれると思いますし。
昔と違って、今は海外に行くハードルも低くて、飛行機で簡単に海外に行ける中で、(船事業は)ある意味時代に逆行するようなことなのかもしれないけれど。
実際に船に乗って、電波も届かないような場所に1ヶ月間、ずっと同じ人達と、でもそれまでは全然知らなかった人たちと同じ経験を共にするっていうのは本当に大きな経験で、オンラインで喋っているだけじゃ感じられないもので、ライフチェンジングエクスペリエンスで。参加した僕たちが、全部言葉にできるかっていうと、全然出来ないくらい大きな経験ですし。だからこそ、船の事業がずっと続いて欲しいですし。できるだけたくさんの人に知ってもらいたいですし、できるだけ多くの人に参加して欲しいし、認知度も増して欲しいし。今、僕にできることって何だろうと思うとやっぱり人生ゲームを作ることでした。だから、人生ゲームが、今、めっちゃ楽しみです。
やーまん;今後が楽しみですね。今日は、お時間をとってくださりありがとうございました!
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今回は、Kikiさんにお話を聞かせて頂きました。
活動に取り組む際の心持ちや、船事業へのあつい思いなどを知ることが出来て、とても楽しかったです。
次回もお楽しみに。