カタカムナ人の直観物理とポジティブ/ネガティブ・エネルギー
炭素埋設法の欠点を克服し、それ以上の著しいイヤシロチの効果を実現したのが、株式会社アポロ科学研究所(福井県)の末廣淳郎元社長(故人)の考案した、アポロフィルダーです。
エネルギーとは
さて、アポロ・フィルダーのことを説明する前に、まずエネルギーの特質について述べておかねばなりません。
ここでは、まずエネルギーに対する現代科学の見解を述べます。
量子力学(素粒子論)的見地から言いますと、宇宙にあるものは、もともとすべてがエネルギーから成っています。いかなる物質といえども、すべてがエネルギーに変換できます。そのエネルギーの量は、たった1グラムの物質でも、大きな地球の運動を変化させることのできるほど大きなものです。
物質とエネルギー
物質を細かく分解して行きますと、分子に、さらに原子に帰着し、原子は原子核と電子に分かれ、電子はそれ以上には分けられませんが、原子核の方は陽子と中性子から成り、そして陽子と中性子のそれぞれは、3個のクォークから構成されていることがわかっています。以上の、それ以上の細かい単位に分解することのできない電子やクォークのことを総称して、素粒子と呼んでいます。
厳密には、クォークは6種類あります。また、電子はレプトンという素粒子のグループに分類され、レプトンも6種類あります。このように、物質を構成する素粒子は12種類ですが、加えて、4種類の力(強い力、電磁氣力、弱い力、重力)を伝達する素粒子として、6種類があり、全部で18種類の素粒子が知られています。実際には、原子の中にはこれらすべての種類の素粒子が存在するのです。
そして、この素粒子のレベルより小さなミクロの世界を記述する物理学が量子力学であり、このレベルでは、エネルギーは波動であり、また粒子でもあるのです。
また、素粒子までは、物質世界(見える世界、現象界)に属するものですが、更に微視的に見ていくと、ここから先は超微粒子となり、エネルギー世界(見えない世界、潜象界)に属するとされ、現代物理学では素粒子のそれぞれは、超弦というエネルギーが振動・回転する紐(ひも)からできる渦巻きであるとされます。更にそのエネルギーは、三次元空間の至る所を取り囲むように存在する、潜象界のエネルギーに満ちた場であるゼロ・ポイント・フィールドから、螺旋運動する渦巻の形をとって供給されるというのが、現段階の素粒子論の主張です。
意識は素粒子(フォトン)でできている
これは、フリッツ・アルバート=ポップ博士(ドイツ理論生物物理学者)が述べた言葉ですが、実際、生物細胞の中の原子からは「バイオフォトン」という微かな光が出ていて、これが意識の正体です。また、同様に感情もフォトンであるということが出来ます。このフォトンは、例えば、「うれしい」、「楽しい」のようなポジティブな、あるいは「悲しい」、「腹立たしい」と言ったネガティブな意識、あるいは感情の属性を持ちます。
意識や感情のエネルギーは、エネルギー渦の凝縮した物質よりもずっと密度が小さいのですが、波動としての振動数は物質よりもずっと高いために、高いエネルギー値を持っています。また、周囲を取り巻く同じ周波数のエネルギーと干渉を起こすのです。フォトンが発せられると、周囲の同調するエネルギー波動に影響を与え、物質化させます。これが「強く念じたことは実現する」という、引き寄せの原理ですが、この事については、また別項にて説明します。
カタカムナ人の直観物理
楢崎皐月がカタカムナ文献の中から発見したことは、驚くべきことに、以上の最先端の物理学の考え方を包含するのみか、更に深遠な宇宙の真理が示唆されていることでした。楢崎氏の聡明な洞察によって、そこには更に、潜象界、すなわち見えない世界のエネルギーと、現象界、すなわち見える世界の物質の関係が明らかにされていることがわかりました。また、そこには意識についても、潜象界に存在する物質、(すなわちエネルギー)であることにも触れられています。それは、上古代のカタカムナ人が直観にて知覚した宇宙法則の一端だったのです。楢崎氏は、これを直観物理と名付けました。直観物理によれば、エネルギーと物質とは、超高速で相互に入れ替わっているという、量子力学を超えた見解が示され、これをもって生命エネルギーが生体に及ぼす影響の本質的解明ができる、というこれまた驚天動地の事実が導き出されたのです。これについては、別項の相似象の解説にて詳しく説明したいと思いますが、今のところは、物質はエネルギーの渦巻きが凝縮されたものと考えていただいたうえで、以下の議論を進めたいと思います。
右回転エネルギー、左回転エネルギー
エネルギーの性質として、ポジティブ(正)かネガティブ(負)かを考えるとき、その判断の要素は単なる振動数の違い(=量子力学的なエネルギーの強弱)だけにあるわけではではありません。単にエネルギーが強いからと言って、短絡的にポジティブ・エネルギーとは言えないのです。そこに、多くの波動グッズの陥っている間違いがあります。アポロ・フィルダーの素晴らしいのは、エネルギーのこのポジティブ性、ネガティブ性を明確に区別した理論に立脚したうえで製品が作られていて、そのために生体を活性化させるための正しいアプローチによって効果を挙げているということです。以下には、それについて説明しましょう。
先に述べましたように、エネルギーは螺旋運動する渦巻き流の形で伝搬するのですが、その性質のうち、ポジティブ性、ネガティブ性に関連するものには、以下ものがあります。
回転方向(右回転、左回転)
収束性(求心性)と発散性(遠心性)
エネルギーの回転方向は、進行方向に向かって、右回転か、左回転かによって、右回転エネルギー、左回転エネルギーの区別をします。
エネルギーの回転方向とその性質については、以下を参照してください。
ポジティブ・エネルギーは、進行するに従って、渦巻きは内側に収束的に閉じていきます(求心性)。
またエネルギーは、進行方向に対して右回転をしながら伝搬します。
ネガティブ・エネルギーの渦巻き
ネガティブ・エネルギーは、進行するに従って、渦巻きは外側に発散的に開いていきます(遠心性)。
またエネルギーは、進行方向に対して左回転しながら伝搬します。
遠心性のエネルギーは発散的要素があるために、個体の成長期にはある程度必要なエネルギーです。
アポロフィルダーの考案者である、アポロ科学研究所の末広淳郎氏(故人)は、エネルギーの回転について、以下のように話をしています。
人体の細胞一つ一つから、右回転、あるいは左回転のエネルギーが出ています。そして、これらの細胞は臓器や組織を構成し、それらはまた人体全体を構成していますが、その階層構成のそれぞれの要素が右、あるいは左回転のエネルギーを持ちます。心身ともに健全な人体から出るエネルギーは、右半身からは右回転、左半身からは左回転のエネルギーが出ています。そして、より上の階層に属する全身は右回転のエネルギーとなっています。しかし、身体に病状の見られる人は、全身のエネルギーが左回転になっている場合があります。
また、心(意識)に関しても同様です。ただし、意識エネルギーの属する波動の周波数は身体の波動に比べてずっと高いところにあります。そして、喜び、希望、豊富さ等の前向きでポジティブな意識は右回転エネルギーですし、怒り、憎しみ、絶望、貧困等の後ろ向きのネガティブな意識は左回転のエネルギーです。身体と同様に、精神的に病んでいる人は、左回転エネルギーを持ちます。
エネルギーが弱っている生体に強いエネルギーを与えると、そのエネルギーがポジティブでもネガティブでも、エネルギーが活性化され、生体に活力が蘇ってきます。
しかし、ネガティブ・エネルギーの場合には生体内で活性酸素を増加させ、細胞を傷つけてしまう傾向があるため、長期間このエネルギーが照射されると、細胞が疲弊し、特に高齢になると癌化や老化の早期進行が生じる危険度が高いと言われています。ラジウムのような放射性物質から出る放射線もエネルギーの性質はネガティブです。したがって、ラジウム温泉等で、療養することは、弱った体には有効ですが、湯治の効果が出て、体調が回復したのを感じたら、それ以上の温泉療養はあまり有効でないと考えられます。基本的にネガティブ・エネルギーを持ったラジウムからの放射線に当たることは、上記に述べた理由から、あまり好ましくないのです。
一方、ポジティブ・エネルギーは収束の作用を及ぼし、生体の活力を強めるのと同時に活性酸素を抑制し、ミトコンドリアの活性化を行うため、有酸素運動が促進され、細胞の若返りが行われるのです。
以上から、成長期には、ポジティブとネガティブの両方のエネルギーが必要です。しかし、成長が終わった時には、もはやネガティブ・エネルギーは不要となります。また、エネルギーが弱った生体に、ネガティブ・エネルギーを与えて活性化させた場合には、生体の活力が回復したら、そのエネルギー照射を停止させることが必要です。そうしないと、健康に対しては逆効果が生じてしまいます。