石見銀山大人旅
大人旅 これは視察旅行だからと言い聞かせ!
予定を合わせるのがとっても難しいメンバーがどうしても行きたかった場所、
岩見銀山。
かつて銀を掘って栄えた歴史地区はその一体が世界遺産に登録されています。
それぞれ経営者でもあり、それはそれはうるさい50代の私達がうなりまくる事になる、人口たった400人の島根県大森町の秘密を見に行きたかったのです。
知る人ぞ知るファンの多い「群源堂」デザイナーであり、石見銀山生活文化研究所所長(行動科学研究所と何か似ている!)松葉登美さんが、21年かけて改修をした築230年の武家屋敷「暮らす宿 他郷阿部家」に足を踏み入れた途端、全員が一瞬で心を奪われたのです。
現代の私達の暮らしの中で失われていく物の一つに、
「時間」によって醸成された物だと思うのですが、
時を積み重ねて育まれた丁寧な暮らしの空間が、
どれほど美しくてパワフルで、
目に見えないエネルギーをそこから受け取ることが出来るのか、
阿部家の時空に入って、心底体感しました。
どんなにおしゃれでもIKEAはかすみますね、、
200年という時間の格に、そぐわないしおそらく耐えられない。
登美さん曰く「暮らし方は生き方のデザイン」
何を美しいと感じるか
どんな暮らしが美しいのか、
どんな生き方が美しいと思うのか
感性が大いに刺激を受けました。
また一つ、憧れの人生のモデルが出来ました。
他郷とはもう一つの故郷という意味。
「他郷阿部家」ならぬ、「他郷岩田家」に自分の暮らしも大切に営んでいこうと
築20年足らずの我が家の柱をしみじみ撫でるのでした。
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