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見えない何か

昨日は夜勤でした。

ゴールデンウィーク半ばの救急当番だったので、

覚悟と予想はしていましたが。

久々に野戦病院の様相を呈していました。


ここ数ヶ月で感じるのは、救急日の流れが変わってきているということ。

これは「見えない何か」なんだけど、

その年、その季節なんかで、独特の流れがある。


この1ヶ月は重症の方が多い。

それも20~40代の若い世代。

見えないストレスが大きく影響しているように感じます。

新型コロナウィルスが引き起こしているのは肺炎だけではないんだろう、と。


いつもと違う流れを感じても、

私にできることは、目の前の仕事に向き合うこと。

ただそれだけなんだよな。


昨日、自転車で仕事に行く道すがら5月の日差しを浴びながら、

「あー、ツツジの香りがするなあ」とぼんやり思ってました。

今日の帰り道、「ツツジの香り…、じゃない、藤の香りだ!」

そうか、5月だもんな。


なんかね、ちゃんと季節が巡っていることに安心したのです。

どんな状況だって、ちゃんと季節は巡ってる。

今は受け止めることしかできない状況だけど、

いつまでもそこにとどまってはいない。

セミの声を聞く頃には、今の空気もきっと変わっている。

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