【naotta】温泉の湯治(アトピー対策)

アトピー等の難治性アレルギーの相談で、
「温泉入って良いですか?」
「どの温泉が良いですか?」
という質問が良くあります。
結構、頻度が多いのですが、一概に温泉をひとくくりにして説明ができないので、いつもインスタのDMコメントがいっぱいになるほど、補足説明がおおくなります。そのため、これも動画にまとめました。

温泉はアトピーに限らず慢性的な病気に良い効能が沢山ありますので、当然、入ってよいです。
ただ、その成分や温泉の入り方で気を付けないと、逆に症状を悪化させることがあります。
その注意点を抑えて、うまく温泉を生活に取り入れれば、改善中だけでなく、完治後のQOL(生活の質)も格段に向上します。
※私も未だに温泉が趣味の1つです。

環境省の提示する温泉の泉質の種類は、主に以下の10種類
※あんしん・あんぜんな温泉利用のいろは(環境省資料平成31年3月)

1.単純温泉
2.塩化物泉
3.炭酸水素塩泉
4.硫酸塩泉
5.二酸化炭素泉
6.含鉄泉
7.酸性泉
8.含よう素泉
9.硫黄泉
10.放射能泉

このうち動画では、
特にアトピー性皮膚炎の効能があると言われている、
7.酸性泉と、9.硫黄泉、4.硫酸塩泉、2.塩化物泉を紹介し、
初心者向けとして1.単純温泉の話をしています。

もし、少しでも効能のあるものに入りたいというなら、
・殺菌作用が期待できる7.酸性泉と、9.硫黄泉が特にお勧めです。
 ※環境省の資料でもこの2つが推奨されており、おおむね同意見です。
・それに加えて、特に傷の修復をしたいなら4.硫酸塩泉、
・海水浴でアトピーが軽減したからそれに近い温泉をお探しなら2.塩化物泉
という感じでしょうか。

注意点は、動画でも説明してますが、以下のようなポイントです。
①異常を感じたら、どんなに論理的で根拠のある効能が書かれていようが、自分の判断で即時にやめること
②温泉から上がった後は、確実に温泉成分が肌の上に残らないように、シャワーなどでしっかりすすいで洗い落とすこと
③根本治療は生活習慣改善なので、すべて温泉だけで対策できるとは思わないこと

注意点を抑えれば、温泉は体温上昇などによる免疫力強化など、自然治癒力を助ける多くの役割を果たします。

<主な効能>
①発汗による解毒 ※ステロイド成分含む薬、飲食・塗布した有毒物質
②体温上昇による免疫向上 ※体温1℃上がれば免疫力が30~40%上がる
③皮膚の殺菌・抗菌 ※黄色ブドウ球菌対策
④貴重な快適体験  ※治療中は特にQOLを上げる貴重な体験
⑤保湿 ※泉質によって違います。

温泉は完治後もQOLを上げるので、ぜひ、参考にして、
楽しい温泉ライフを送ってください。

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