精神科に行ってきた⑥【WAISを受けてきた編】
先回の記事でWAISを受けてくることにしたと記載したが、無事検査ができたのでここに記す。
WAISってなに?
WAIS、WAISと言っているがWAISって何?
WAISは略称で、正しくは「ウェクスラー式知能検査」を指す。ウェクスラーは人名で、この知能検査を作った人の名前である。
私はWAIS-Ⅳを受けてきた。
小学生の時に、学校全体で学習テスト(同じ図形のものを選ぶとか)を受けた記憶がある人もいるかと思うが、アレに近い。
詳しくは下記。
WAISの受験先を探すのが大変(主に価格的な意味で)
とにかく高い。
保険診療で受けることができれば負担は数千円で収まるが、自費で受けるとなると最低20000〜40000円はかかることを覚悟の上受験すべき。
最初、東京都内のクリニックで、かつカード払いができるところに絞って探していたが、大体30000〜40000円の価格帯が多く、心が折れた。
また、支払いもカードではなく事前振り込みとか、現金のところも多い。(私調べ)
ハードルの高さに泣きそうになった。
専門職の方が2時間ほどつきっきりで検査してくれ、かつその検査結果を解析してくれるとなると至極妥当な値段ではあるのだが、にしたって高えよ。
頑張って探していたら東京近郊で20000円以内で受験できる(かつカード払い、ありがたい)ところが見つかり、しかも予約も取りやすかったため、そこで受験することに決めた。
受験するにあたって
事前準備はいらない。むしろしないほうがいい。
ぶっつけ本番でないと意味のないテストなので、WAISの価格情報や受けた感想(一切のネタバレなし)を見るにとどめていた。
また、服用しないで検査をしたほうがいいとネットで見た(曖昧)ので、服用しないで検査に向かうことにした。
臨床心理士の友人にも「気楽に受けろ」とアドバイスをもらった。
いざ検査
受験するクリニックがめちゃくちゃわかりにくいところにあり、最寄駅に余裕を持って30分前に到着したのにも関わらず、遅刻。
半泣き(半ギレ)になりながらクリニックのカウンセリングルームに汗だくで入り、口頭で問診を受ける。
・どうして受けようと思ったのか?
・通っているクリニックはどこか?
・どのような困り事があって精神科に通院しているか?
・診断は下っているか?
・服用している薬は?
など。
多分私がテンパっていたのでラポール、問診票を書きがてら雑談してくださったんだと思う。テンパっている状態で検査しても意味ないだろう。
雑談からいざ検査。
基本、口頭試問のような感じで、心理士の方から指示を受け、私がそれに積み木や口頭、図を指差すような形で回答していく。
おそらく1時間半〜2時間ぐらいはかかったと思う。最後あたりは完全にヘロヘロで、集中力も切れておりダメだった。
途中、どうしても苦手で、ものすごい時間がかかってしまう問題があって、「あ、これ私めちゃくちゃ苦手なやつだ、無理だ」と意識をやりながら回答していた。
ここですごく助かったのが、対応してくださった心理士の方がとても物腰柔らかい方だったということ。回答に時間がかかっても、圧を感じることなく、ただそこにいて待っている。プロってすげーー、と感じた。
2時間の検査の果て
終わってから、「ちゃんと答えられてましたよー!お疲れ様でしたー!」と柔らか〜〜い対応で振り返りをざっくりした。
受けてみてどうだったか? と尋ねられたので「最後の問題が面白かった」「積み木めちゃくちゃ楽しい」などと回答。
フィードバックには2週間ほどかかるので、2週間以後でまた予約してください、と言われて、終了。
まとめ
・価格は覚悟して欲しい。高い。(通っている精神科に、心理士の方がいるなら保険適用で受けられる可能性もあると思うので、事前に心理士がいる精神科かどうか調べて受診するのが良さそう)
・心理士の方との相性も割と重要だなと思った。(密室に2時間2人きりなので、このシチュエーション自体に困難を感じるとかなり辛い)
・その日は服薬しないで行くとよさそう。
・時間は余裕を持っていこう。
フィードバックを受ける日を早速予約したので、検査結果がどうなるのか不安半分、楽しみ半分である。