第15回 経営の道 第3期目突入編
お世話になっております。
株式会社イヤクル 代表取締役の薬剤師サコウです!
それでは「薬剤師 経営の道シリーズ」開始したいと思います。
今回は無事に3期目突入の特殊回となっております。
サコウの振り返りを楽しんでいただければ嬉しく思います!
株式会社イヤクル、3期目突入記念:起業時の振り返り
本日、株式会社イヤクルは3期目に突入しました!
2年間があっという間に過ぎたことに驚きを隠せません。
薬局業界の経営者の皆さんも、同じような時間の流れを感じているのでしょうか。
今回は特別な機会なので、少し私の経歴を紹介させてください。
私の経歴とイヤクルの誕生
私は新卒1年目から北海道の調剤薬局グループに入社し、現在は執行役員として薬剤師を続けながら「イヤクル」の運営も行っています。
薬局長に就任した初めての会議で、毎年400万円近い薬が廃棄されていることを知りました。
その時、社長が「薬を棄てるのってお金を捨てるのと同じなんだよね…」と言った言葉が耳に焼き付きました。
これを何とか解決したいという強い思いから、社内で不動品を循環させる仕組みを作るための委員会を立ち上げました。
その結果、3年間で約3000万円の廃棄を削減することに成功しました。
この経験が私の心に深く根付く成功体験となりました。
新たな疑問とビジネスの可能性
その達成感と共に、新たな疑問が生まれました。
「他の個人薬局や中小グループはどうしているのだろう?」と考え、友人の個人薬局や卸業者、中小に勤める友人たちに話を聞いてみました。
どの薬局も廃棄に困っていることが分かりました。
うちの薬局だけじゃないんだ…と思うと同時に、「じゃあ、医薬品のメルカリ版を作って、全国の薬局が不動品を売買できる場を作ればいいじゃん!」とシンプルに考えました。
しかし、単なる慈善事業では運営が続かない。
きちんと利益を出して、良いサービスを提供し続ける必要があるという壁に直面しました。
そんな中、自分は既に成り立つかどうかを検証するデータを持っていることに気づきました。
今の職場のデータを基にシミュレーションを行い、損益分岐点を予測しビジネスとして成り立つラインを想定できました。
決断の時
ここまで考えた私は、また二の足を踏んでいました。
「本当に自分に出来るのか?世の中の廃棄薬をなんとかしようなんて思い上がっているだけなんじゃないか?」そんな自分への言い訳が増え、行動に移せなかった時に…
娘が生まれました。
娘を初めて抱っこした時、「娘も生まれて忙しくなるし、イヤクルの件はまだ先の話だな…」なんて思った瞬間・・・
「いや、このまま娘を言い訳にしてやらなかったら、俺は一生何もやらないで終わる!そしてそのまま後悔して生きていく…やろう!起業しよう!」
と決意しました。
こうして娘が生まれたことをきっかけに、株式会社イヤクルを創業することにしました。
今は薬剤師として現場で働きながら、「イヤクル」の使用感を検証し、より良いサービスになるよう日夜励んでおります。
未来への展望
少しずつですが、ご利用いただける薬局様も増えており、本当にありがたく思っています。
まだまだサービスとしては未熟ですが、利用していただける皆さんに満足いただけるよう、「イヤクル」を日々アップデートしていきたいと思います。
この2年間、イヤクルを支えてくださった皆さんに心から感謝しています。
3期目もどうぞよろしくお願いいたします。
共に明るい未来を作りましょう!
⇩私が薬剤師をやりながら起業した会社はこちら⇩
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