友達

なんとなくではあるが、noteに対するモチベーションが湧いてきている。人生で後悔したことは少ないが、日記をつけておけばよかったなということだけは常々思うことがある。いつか感じた美しい感情や思い出はいずれ色褪せてしまい忘れていくもので、だからこそその良さが引き立つことは承知しているが、それでも瞬間瞬間で残しておきたいこと、覚えておきたいことはこうして書き留めるようにしていきたい。

つらつらと長い前置きはさておき、昨日は中学高校生の頃の部活の同期と遊んだ。中高一貫の男子校という、まあなんとも時代遅れというか類を見ない環境で10代のうち6年間もの間、苦楽を共にした友人というのは本当に貴重だ。俺が通っていたところはまあぼちぼち程度の進学校で、大学進学は当然、なんならかなりの数が浪人をしてでも国公立やら医学部に進むようなところだった。あと学校の校風も男子校という要素だけでなく、やたら校則が厳しかったり風変わりな伝統(上半身裸に裸足短パンで便所掃除をするなど)があったりで、面白おかしいところだった。そんな環境であったから故か変わったやつも多いし忍耐強いというか芯の強いやつが多かったと思う。
部活同期の彼らも大学で体育会系で各々の得意とするところを極めていたりと、奥行きのある人間ばっかりで友人として人間としてリスペクトしている。久々に会って飲んで馬鹿みたいに騒いで調子に乗り散らかして〆でラーメンでもとお初のラーメン屋に突貫してまた話していたら、友達の1人が彼女に自分たちの話をしていると言ってくれた。自分のことは、音楽をずっと頑張っててみたいに話してくれてたらしい。その彼女と面識はないが、まあだからこそそう言うふうに紹介してもらえるのは嬉しい話で、ちょっと涙が出そうになった。忘れてしまっていたが、そいつが「お前が売れたらファンクラブ入るで」っていうのも昔から言ってくれていた。軽音サークルでのオーディションとかバンドの難しさを目の当たりしたこともあって、まあもう音楽はいいかなと一区切りつけようとしていたが、やっぱりもう少し頑張りたいなと強く思った。

正直、この話をしたいがためにダラダラと書いてきた。みんなそれぞれのステージで頑張っていて、だらしないけどもう少し何かガッツを持ってみようかなとも思った。こういう友人に恵まれていることを俺は本当に幸せだと思う。

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