思わせぶりな女だって悩んでる

昨夜いつも行っている運送会社の来月分の募集がもう出た。早っ。
そして今日の昼間には、
たまに行くいつも親切なリネン工場や、
昨日行ってきたいつも感じの悪いスーパーも、
もう年末年始の募集が出た。
みんな人の取り合いなんだろうな。


好きな人の工場も早く出してくれないかな!!!待ってる!!!




昨夜はスーパーで飲料の品出しだった。
品出しと聞くと楽そうだけど、
実際はペットボトルのケースを何箱も持たなければならないので意外と力仕事でクッソ疲れる。
夜は気絶したかのように寝て、
朝起きてもずっと身体が怠くてイライラしていた。
わたしはあの感じの悪いスーパーに行くと、
別に嫌なことを言われたわけでもないのに、
なぜかいつも疲れてイライラして帰ってくるのだ。

なんなんだろう。
ついでに言うと、
火曜日に行くといつもいるハゲたおじさんは、
あのスーパーでは珍しくタイミーに声をかけてくれて指示を出してくれる親切な人だけど、

わたしは初めて会ったときから、 
なぜか彼と目が合うとゾワッとする。


なんなんだろう。わたし霊感とかないけど。



タイミーでいろんな人に会うと、
わたしはいろんなことを考える。
こういうのが認知症予防になるのかなと思う。


昨日は仕事をしながら、
月曜日に運送会社で突然デレてきた10歳下の男の子のことを考えていて、
「わたしあの子に何か変なこと言ったかなぁ?
これから通いづらくなったりしないかなぁ?」

と思い出そうとした。
たしか秋にあの子が会社を辞めると、
なぜかタイミーのわたしに報告してきて、
でもやっぱり辞めるの止めるって言われたから、
わたしは「よかったぁ!わたしも嬉しい!」と喜んだのだけど、
それがマズかったのだろうか。
「ここで一番話しやすい!」とか言っちゃったっけ?
あんまり覚えていない。


あの子は彼女もいるし10歳も年下だし小熊みたいな子だから、
全く男としては見ていないのだけど、
この前みたいな感じで来るようになったら、
ちょっと嫌だしめんどくさいな。
あそこは車や倉庫で2人きりになるかもしれないし、
そういうところで身の危険を感じながら働くのは、
わたしにはかなりキツい。


わたしはグイグイ来る男の人が本当に苦手なのだ。



わたしは今年の春にも好きな人の工場で、
気持ち悪い男の人に手をにぎにぎされてしまって、
あれも本当に嫌だったし、
わたしはいまだに階段であいつに遭遇しないか、
毎回とてもヒヤヒヤしている。


あれだってあの人がなぜかタイミーの人達にハイタッチをしてくるから仕方なく相手したり、 
大声でわたしの名前を呼んで話しかけてくるから、
完全に仕事のつもりで笑って対応してたらやられたのだ。
またあんな目に遭ったらどうしよう。怖い。
わたしは仕事で会う人だから、
愛想笑いをして相手をしていただけなのに、
なんであんな嫌な目に遭わなきゃいけないんだろう。


わたしは気のない男に常に塩対応するほどの美人でもないし、
むしろババアのくせにお高く止まってるとか思われるのは嫌だし、
自分でもどうしたらよいのかわからない。
でもあのときもわたしが笑ってハイタッチしたり話したりするだけで、
相手はわたしがそいつのことを好きだと思うんですと相談した美容師さんは真顔でわたしに言った。
過去記事参照
わたしには全く理解不能なのだけど、
わたしが笑って相手をするだけで、
わたしに男として好かれていると勘違いする男の人も世の中にはいるらしい。
わからない。全然わからない。
わたしが好きなのは好きな人だけなのに。

  

独身で彼氏もいないわたしが、
好きじゃない男の人と笑って話すのは、悪いことなんだろうか。



もしかしたら食品工場の眼鏡のお兄さんにも、
わたしはまずいことをしたのだろうかと考えてしまう。
いやでももう遅いし、
どっちみち次あそこに行くのは来年だし、
その頃にはお互い忘れているだろう。


電車の中でもそんなことを考えていて、
ふと顔を上げたら、
降りるはずの駅でドアが閉まった。

やばい、降りるの忘れた!!!


次の駅まで連れて行かれてしまったけれど、
なんとか次の電車に乗れば間に合いそうだ。
やべえ。こんなの初めて。 
わたしやっぱり疲れてるな。
明日はバイト入れてなくて良かった。
3分遅れてきた電車に乗って、
ちょっと走れば3分前にはチェックインできた。
倉庫に着いてからも、
邪魔にならない程度に小走りしてたら、
霊感おじさんに「走らなくていいから!」と言われた。


事務所に入ると珍しく人がいっぱいいたので、
天然おじさんがわたしに席を譲ってくれた。
わたしはさすがに悪いと思い、
「座ってくださいよ〜!」と言いながら、
自分でも無意識に天然おじさんの腕に触れていた。


その瞬間、
自分でもきっとわたしのこういうところがダメなんだろうなと思った。



なんか前にもこういうことがあったような。
わたし定期的にこういう時期あるんだよな。
わたしが男を感じなくて安心していても、
相手はたぶんそうじゃないのだ。

独身の天然おじさんは、
わたしが腕に触れたとき驚いているように見えた。
わたしは全く気にしないけれど、
もしかしたら事務所にいた男の人達も、
触れた瞬間を見ていたかもしれない。
10歳下の男の子もいたし。



でも好きな人にもこうやって接すればいいんだろうか?



しかし彼は、
わたしが髪に付いたホコリを取ってあげても、
髪が長いほうが似合うと言っても、
彼にだけ何度も差し入れを渡しても、
わたしに対する態度は一切変わらない。
わたしが頑張って彼の視界に入れても、
彼の脳まで届いているかわたしはいつも自信がない。
いろいろ自分なりにちょっかいを出してみたけれど、
そもそも彼の中で他のタイミーとわたしの区別がはっきりとついているのかもわからない。


彼にもちょっと腕とかに触れられる隙があったらな!
今年の夏に一度彼と手がぶつかったときも、
謝ればよかったのかもしれないけれど、
わたしは気にしないふりをしてスルーしてしまった。
謝ったらわたしは顔が真っ赤になりそうで無理だったのだ。(赤面症)
だからたぶんわたしは彼には触れない。
わたしはきっと好きな男には気安く触れない。

そんな気がする。


早く好きな人に会いたいな!



あと何枚ラップ巻きをすれば、
わたしは彼に会えるんだろうと、
今日もバイト中ずっと考えていた。
早く募集が出て年末にならないかな。
彼ずっといたらいいな。
お盆は連休取ってたからちょっと不安なんだよな。
実家遠いのかな。


そんなことを考えながら、
わたしは人気のない流通団地で、
sumikaの「願い」を歌いながら帰った。
とーっても良い曲なので、
叶いそうにない片想いをしている全人類に聴いてほしい。