アラサーは来週が不安
今日も本業後に運送会社へ。
行く途中にタイミーを見ていたら、
運送会社の募集のキャンセルが出ていた。
いつもの女の子が来ると言っていた日だ。
彼女何か用事入ったんだな。ちぇっ。
そしたらわたし来週も再来週もずっと知らない男性タイミーと2人で仕事なのか…つらぁ…。
嫌すぎるけど知らない男性と話す訓練だと思うしかない。
ここは流通団地の端っこで最寄り駅からは徒歩20分かかるせいか、
わたしが好きな人の工場(駅から徒歩10分弱・駐車場無し)で仲良くなって誘った女性タイミー達は全く来そうにない。
彼女達が来ればわたしは働きやすいし、
ついでに好きな人の情報も聞けるかもしれないから最高なのに。
またキモ男に会う可能性が出てきてしまった。
6回も知らない男性タイミーが来たら、
そのうち2回か3回は当たってしまいそうだ。
ひぃぃぃ。
地下アイドルとかってすごいな。
わたしなら握手会の日は具合が悪くなりそうだ。
年頃の普通よりも可愛くてモテモテの女の子が、
目が合うだけでゾッとするような気持ち悪い男にニッコリ笑いかけて手を握らなければならないなんて。
AKBの女の子達もPVではみんな可愛い衣装を着て可愛い笑顔を振りまいてキビキビと踊っているけれど、
テレビに映らないところではキモ男の相手をしてメンタル相当強くなったんだろうなと思う。
わたしなんて30過ぎても電車で隣におじさんが座るだけで匂いで気持ち悪くなりそうなのに。
あと何回キモ男に耐えたら好きな人に会えるのかなと考える。
今週の日曜日は工場に行くけれど、
ちょっと期待できない。
日曜の午後は彼が休みの確率が高いし、
クソ女が案内だったら3階に送られてしまうし、
彼も18時前に帰ってしまう気がする。
日曜日ダメだったら来週末まで会えない。
来週末は土日どっちも行けるからどちらかは会えるだろうけれど、
募集のタイミングを逃したらダメかもしれない。
わたし彼に次いつ会えるんだろう。
ていうか有給っていつ付くんだっけ?
と思ってネットで給与明細を見てみたら、
なんと10月のお給料日まで付かないらしい。
わたし10月末の週末はバイトできないから有給使うつもりでいたけれど、
25日まで無理やん!!!やば!!!
なんでわたしばかりこんな無理しなきゃいけないんだろうとたまに思ってしまう。
わたしに会いに来るキモくない男は世の中に1人もいないのだろうか。
好きな人といい、いつもの女の子といい、
なんでわたしばかりずっと待ったりハラハラしたりしなきゃいけないの???
わたしが会いたいときに会える人は世の中にいないの???
そんなことを考えながら事務所に着いたら、
いつもの女の子は月曜日は仕事習うから来れなくなったと言ってくれた。
わたしからしつこく言って、
全く来てくれなくなっちゃったら本当に困るから、
わたしも絶対に文句なんか言わない。
再来週は1日来てくれると言う。
キャンセルしたばかりで申し込めないらしい。
よかった。とりあえず5回乗り切ればいいのね。
今日は荷物が少なくて暇そうだ。
これは早く終わりそう。
わたしはいつも通り倉庫でラップ巻きをして、
終わってからも外でラップ巻きをした。
彼女は15キロの荷物を1人で何個も運んでいるので、
わたしはラップ巻きを早めに終わらせて、
急いで手伝いに行く。
2人で作業していたら、
チャラい男の子がどっちか手伝ってと声を掛けてきた。
彼はできる男なので鈍くさくて力のないわたしよりも、
本業も倉庫で働いてる彼女のほうがいつも使いやすそうなので彼女に行ってもらう。
彼女も優しいから「重いけど大丈夫?」とわたしに声をかけてくれる。
なんて働きやすいんだろう。
いつもこうならいいのに。
1人で15キロの油を何個も移動させていたら、
わたしは油が漏れて段ボールに染みているのに気がついた。
こんなの見たことないぞ。
よく見たらわたしのズボンにもべっとりと白く固まった油がついている!!!ひぃぃぃ。
担当のドライバーさんに報告すると、
近くにいたいつも優しいドライバーさんも心配して声をかけてくれた。
事務所から事務の人みたいなお兄さんが出てきて、
写真を撮ったり荷物を拭いたりしていた。
なぜかわからないけれど釘が刺さっていたらしい。
その後も他のドライバーさんのバラ積みを手伝い、
やっぱり予定よりも早く終わった。
わたしはいつものように彼女に駅まで乗せてもらい、
しばらく会えない彼女に挨拶をして別れた。
20時台に家に帰れるのは久しぶりだ。
こんなに早く終わったら、
もしかしたら仕事帰りの彼に会えるかもと思って、
わたしは好きな人の工場の最寄り駅で、
いつもよりも真剣に彼が乗ってこないか左右を見たけれど、
いつもの時間よりもサラリーマンが多くてよく見えなかった。
そもそも彼がどちらの方向に帰るのかも知らないし。
帰り道に好きな人に偶然会うなんて、
やっぱりドラマの世界の話なのかもしれない。
それでも平日も何かの間違いで彼に会えたらいいのにといつも思いながらわたしは副業に出かけている。