推しを見たら片想いなんてぶっ飛んだ
遠征から無事に帰って働いている。
今回の遠征は推しと目が合いそうなくらいの良席2daysで、
無いお金を絞り出して行ってよかったと本当に思っている。
美容室やらまつパやらライブ前の巻きおろしやらも行った甲斐があったよ!!!!!
美味しいもの食べすぎて帰ってきたら1キロ太ってたけど。
リセールチケット、すげえよ…。
わたしはいつもチケットを1枚で取るせいか、
たいてい端っことか通路側とかでど真ん中になることはほぼない。(ぼっち参戦の宿命)
それがリセールチケットだと、
推しの立ち位置側のチケットを買おうとか、
もっと前の席が出るんじゃないかとか、
自分の理想に近い席が買えるのだ。しかも定価で。
これは沼る。
みんなこんな良席でライブ見てたのかよ。ちくしょう!
わたしじゃなくてもっとチケ運のある誰かがいるはずだった席。
「行けなくなった人の分までライブ楽しむぜ!」と思うし、
わたしももっとタイミー頑張って稼いで、もっと遠征したいと思った。
ライブ直前まで良席が買えるってやばいよ!!!!!
そんなわけで推しがカッコよすぎて、しばらく現実に戻れそうにない。
推しの若い頃の写真を待受にしていたら、
会場でパネルと写真を撮る時にお願いしたファンのお姉様に思いっきり待受を見られてしまい、
「〇〇さんのファンだってことはわかった」と言われてめちゃくちゃ恥ずかしかった思い出。
一人旅だと「レジ袋いりますか?」くらいしか人と話さないので、
突然の雑談に驚いて、何と発すればいいのかわからなくなってしまい、本当に変な女になっていたと思う。(猛省)
推しがMCで話してた〇数十年前の雑誌も、
ライブ後にネットで検索したらまさかの古本屋で買えた!3000円もしたけど!
昨日届いたからとりあえず仕事してるデスクに置いておいたら、
「わたしのデスクにいい男が5人もいる」と朝から何回言ったかわからない。
いい男すぎてデスクに飾りたいけど、古い本だから劣化が怖いからとりあえず待受にするか。(こりてない)
わたしは今日は本業後に若い男の子のいる会社に行くのだけど、
なんとなくいつもトリートメントとかパックとかして行くのに、
昨日は疲労(と食欲)に負けてサボってしまった。
週末には好きな人がいる工場に行くつもりでいたけれど、
遠征先でお金を使いすぎたせいか、
もう少しお給料のいいところに行こうかなと思っている。
遠征に出る前はあんなにリアルの男性で頭がいっぱいだったのに、
遠征中は彼らのことは全然考えてなかった。
数ヶ月に一度、頭をリセットするという意味では旅行は良いのかもしれない。
しかし旅行好きの女は地雷らしい。
一人旅ができる女は自立していて自分があるから良いと言う意見もあるけれど、
一方で日常に楽しみがないから旅行に行きまくっているので、
男と付き合うと今度は男に依存するという意見もあって、
一人旅歴12年のアラサー女からすると、
後者が正解のような気がする。
これを見抜いた男はなかなか鋭い。やるな。
旅行は日常から飛び出して、
知らない景色を見て美味しい食べ物を食べてとにかく刺激的だし、
それでさらにライブでいい男なんて観たらときめきも止まらない。
ライブ遠征は、旅行とライブでまさに刺激づくしなのだ。
これにハマる女、これに沼ってタイミーで働きまくる女が家庭的で穏やかな性格のはずがない。(断言)
たぶん、たぶんだけど、
旅行や推しから唯一摂取できない要素が、
異性から女として見てもらうこと。
つまり若い男の人から個人的にちやほやされたり、
生身の男性に触れることなのではないかと最近思う。だからそのあたりから攻められたら、わたし達はきっと今度はそっちに沼る気がするのだ。
「もっと稼いでもっと観に行くぞオラァァァァァァァ!」
という遠征のモチベーションを一般男性に向けてしまえばそりゃ怖いだろう。
だってわたし達は強欲な欲望の塊だもの。
ホストに沼るメンヘラ女と根は同じだもの。
だから旅行好きは地雷説をわたしは身を持って支持する。
そして今、地雷女は推しの余韻に浸り中で、
とてもリアルの男性に興味が持てない時期なのである。
これでもし彼氏がいたらめんどくさいだろうなと思うし、
そういえばライブ遠征をするようになってから1年で当時の彼氏と別れて、
それから気づけば11年、わたしは誰ともお付き合いしていないのだ、
という恐ろしいオチで締めくくりたい。
これが推し活中の若い女の子に届いて人生考えるきっかけになればといいなと、
もう若い頃に戻れないアラサーのおばちゃんは思っている。