好きな人に会えなくなったらやる気が失せたアラサー

連休最終日は結局部屋の片付けをしていた。 
本も読みたかったけれど、
生理が来て眠かったので20時に寝てしまった。
家から出ない休日はたぶん去年の夏以来だ。


生理2日目で運送会社で力仕事をするのはキツい。
今日はキャンセルしようかと珍しく悩んだ。
先月はどうしてたんだっけと思い出してみたら、
先月も生理2日目は運送会社で働いていた。
唯一違うのはその翌日に好きな人の工場のバイトを入れていたことだ。
だから頑張れたんだなと思った。
そんな楽しみな予定があったら、
わたしはきっと多少の痛みは感じないのだ。(単純)

わたしにとって、

好きな人はモチベーションだ。


わたしは中学生の頃からずっと、
好きなアーティストのライブに行くために、
苦痛しかない辛い学生生活に毎日耐えてきた。
毎日毎日学校で無視され馬鹿にされ、
ずっと孤立していて本当に1人も味方がいなくても、
数ヶ月後に大好きなカッコいいアーティストを生で見ることができる予定さえあれば、
ゴミみたいな日々を何とか生き延びることができた。
そういう生活が何年も続き、
大人になってからも同年代の異性と関わることがほとんど無かったせいか、
わたしは自分でも無意識に、
カッコいい男の人を日々のモチベーションにするようになった。(悪癖)


去年の夏に数年ぶりに好きな人ができて、
わたしは彼に会うためとライブ遠征費を稼ぐために、
タイミーでずっと休みなく働いてきた。
彼の工場の募集がとうとう週末も出なくなり、
そのために空けていたわたしの休日も空いた。
今までのわたしなら、
きっと意地でも他の仕事を見つけて働いたと思う。

でもわたしはこの週末、
働かずに買い物に行ったり部屋の掃除をしていた。
今までなら絶対にあり得なかったことだ。

わたしはたぶん、
好きな人に会えなくなってやる気が無くなってしまったのだ。


今年の夏は本業が終わってから、
金曜の17時〜22時まで別のリネン工場で働き、
土曜の朝9時からは好きな人の工場で5時間休憩無しで働いた。
そんな生活が数週間続くのは結構キツかったけれど、
土曜はわりと好きな人が出勤していたので、
わたしはご機嫌で乗り越えることができた。
他の現場ならこうはいかないだろう。
寝不足で疲れて絶対にイライラしているはずだ。

イケメンがいるかいないかで、
わたしはテンションも体調も機嫌も全部変わる。


本当にどうしようもないし、
自分でもクズだなと思うけれど、
わたしはそういう女なのだ。(開き直り)

日曜日に珍しく新しい服を買ったのは、
新しいモチベーションを見つけたかったからなのかもしれない。
だから年甲斐もなく仕事では着れそうにないミニスカートや甘めのニットなんて買ってしまったのだ。
わたしの脳はきっと新しいモチベーションを欲している。
なんとなくそんな気がする。  


だって何回タイミーの通知が来たって、
もうあそこじゃないんだもん。



今月は絶望的かもしれない。
そういえば先月社員さんも、
「来月は募集自体出ないかもしれない」
と言っていたじゃないか。(過去記事参照
「火曜日はもう出ない」は先月当たらなかったから、
そっちも信じていなかった。
完全に油断していた。

もし年末になっても募集が出なかったら、
わたしはいよいよ彼に会えなくなるのかもしれない。

でもたまたまタイミーであんなイケメンと働けて、
わたしはすごくラッキーだったのだ!

(突然のポジティブシンキング)


元々会うことのない人だし。
わたし工場勤めとか絶対に無理だし。
(間違いなくおばちゃん達に苛められるタイプ)
本業は在宅勤務で人に会わない身分なのに、
会社に内緒で他社のイケメンを何度もお裾分けしてもらってめちゃくちゃ楽しませて頂いたのだ。
(なんか変な言い方)

なんだかんだ今年も20万くらいあそこで稼いだし。
地元で普通に暮らしていたら、
きっと会うことも話すこともないような人だけど、
そんな男の人がわたしのことを覚えてくれて、
仕事とはいえ優しく声をかけてくれたりしたのだ。
それだけで奇跡やんけ…!だいたい柳楽優弥だし。
それでも1日に何度かは、
「本当にもう会えないのかもな…」
とどん底に落ちてしまいそうになるので、
わたしは慌ててピントをずらすようにしている。
7年前に好きな人に突然会えなくなって鬱になったのもこの時期だったので、
もしピントが合ってしまったら、
わたしは本当に危ないような気がして自分でも怖い。

好きな人に会えなくなったら、

これからどうやって生きていこうか。



とりあえず来月以降の遠征のホテルを再検索して、
1000円安いプランがあったので変更してみた。
好きな人に会えなくなっても、
ライブや遠征の予定は3月末まで入っている。
チケットも飛行機もホテルも取ったし、
ホテル以外は支払いも済んでいるけれど、
まだ細かい計画は立てていない。
これから調べなきゃいけないことがたくさんある。
何よりステージの上の推しにはまだまだ会えるぞ。


生きろ俺。

イケメンはあの人だけじゃない。

(※頑張ってそう思うようにしている)


でも今日はやっぱり朝からずっとお腹が痛くて、
本当は運送会社で力仕事なんてしたくない。
今日も15キロの荷物をひたすら持たされたらキツい。
あの流通団地はわたしが住むところよりも、
なぜか気温がずっと低くてめちゃくちゃ寒いので、
出勤時間まで駅で座って待っているだけでも辛い。
事務所は狭くて邪魔になるので早く出勤できないし、 周りにはコンビニ1つないから時間も潰せないし、
駅のお手洗いは1つしかないから籠もれないし、
次の電車はとても混んでいるから乗りたくないので、
わたしはいつも駅まで30分歩き、
最寄り駅に着いてからも30分弱ベンチで待ってから出勤している。
気づけばこんな生活が3月からずっと続いている。
何やってんだろうわたし。
休みに人並みに遊んだり休んだりしてちょっと冷静になってみると、
やっぱり自分がやっていることは変なのかもしれないと思う。


でも習慣になってしまうと止め方がわからない。
そもそも仕事なんて基本どこも嫌だから、
多少の嫌とか辛いならわたしは乗り越えてしまう。
大人だもん。お金欲しいし。遊びたいし。

わたしのようなクズ女が習慣を捨てるには、
おそらく普通に話せる柳楽優弥(独身)のいる現場を見つけるしかないのだ。


また身体を張って別の現場を開拓しないといけないのだろうか。
確定申告するとき全部の会社から源泉徴収票が出て、それを全て入力するのが面倒なので、
わたしは最近は同じ会社にばかり行っていた。
でももしそんな夢みたいな現場を見つけたら、
わたしはまたバカみたいにのめり込むに決まっている。(イケメンの魔力!)

そうしたらきっと自然に上がれる気がするのだ。


欲を言えば、
わたしは趣味で見たい現場がたくさんあるけれど、
某野生動物と出くわすのがめちゃくちゃ怖いので、

狩猟免許を持っていて、
車の運転が得意な柳楽優弥(独身)であってほしい。(勝手過ぎる希望)


もしそんな人がいたら、
わたし結構バイト紹介してあげられると思うんだけどな!どこかにいないかな!

 
そんなバカみたいなことを考えながらバイトに向かった。今日も寒い。 
荒んでいるわたしはいつも優しいおじさんに、
「これイケメンのとこ持ってって」と言われたとき、
「ここイケメンいないですよ」とドヤ顔で言ったら、
「そういうこと言わないの!」と笑われた。
だっていないんだもん。

でも今日はいつもの女の子が来ていてホッとした。
わたしは今日は本当は感じの悪いスーパーの仕事を入れていたのだけど、
憂鬱になるからキャンセルしてこっちにしたので、
彼女はわたしが来ていて驚いていた。
やっぱり寒すぎて途中から記憶が曖昧だけど、
彼女はこの後2週間くらい来ないと言っていたので、
わたしはまた知らないタイミーと早上がりにビビりながら働かなければならない。