好きな人と話せたときのためにネタを仕込むアラサー
今日は好きな人が働いているところとは別のリネン工場に来てみた。
完全に興味本位だ。
あと何かの間違いで彼と話せたときに話のネタになるかもしれないという下心。
わたしは今日も身体を張る。
恋愛のために、お金のために。
距離的には彼のところよりも全然近いけれど、
駅から歩く距離は長くて疲れてしまった。
工場に着いて靴を履き替えていたら、
配送のおじさんにここで靴を脱がなければいけないのかと聞かれてしまった。
わたしここ初めて来たからわかんない!!!
とりあえず事務所は2階にあるようなので、
「聞いてきますね!」と言って、
おじさんの会社名を聞いた。
わたしは急いで2階に上がって、
「タイミーで来たんですけど、その前にアスクルの方が玄関で靴を脱いだほうがいいのか困ってます!」
と事務の人に伝えると、
事務の人は2人いたのでおじさんの対応をする人とわたしを案内する人に分かれて対応してくれた。
親切そうな会社でよかった。
建物も大学みたいにキレイだ。好きな人の工場と同業者とは思えねえ。
案内された休憩室もキレイで、
社員の男の人もちょっとチャラ…いや今風で工場なのにもさくない。
しかも初めてきた人もきちんと把握されていて、
配置ももう決まっているようだ。
なんて真面目な会社なんだろう。感動。
配置されたところに入る前に、
社員の人がお手洗いや水が飲めるスポットを案内してくれた。
作業が始まってからも彼はしばらく見てくれていて、
初めてきたのに全く嫌な顔もされず、
こんなに丁寧に扱ってくれる現場は久しぶりだ。
しかし好きな人の工場では、
いつも機械に投入する仕事しかしていないのに、
この工場では機械から出てきたものをまとめる仕事を任されてしまった。完全に想定外だ。
やべえ、全くやったことねえ。
機械から出てきたばかりのシーツはめちゃくちゃ熱くて、
わたしは時々顔をしかめて耐えながら作業した。
たまに思わず手を離したくなるくらい熱いのが出てくるのだ。
これは素手で触って大丈夫なのか?
隣のタイミーさんは経験者らしく軍手をしている。
やっぱり素手で触ったらまずいものなのでは??
しかもどんどん出てくるので入れるほうより忙しい。
汗とエアコンの風で髪がお風呂上がりみたいになっている。
室温計は一番暑いときで33.3℃もあった。
わたし彼のところでもこんな暑い中で仕事してたの?そりゃファンデもろくに塗れないわけさね。
そして休憩を挟んで4時間働いただけなのに、
わたしはおそらく左手の親指の付け根を火傷した。
タイミーの手は商売道具なのにぃ!!!
いやみんなそうか。
手をやられたらみんな仕事にならないよな。
わたし明日の朝からまた好きな人の工場で働くんだけど、
明日の朝起きて水膨れになってたら困るな。
しかしホコリまみれの好きな人の工場と違って、
機械に茶色いホコリが積もっていたりしないし、
カゴや備品も彼のところよりも少し新しめに見える。
お掃除タイムまであって、
終業後にはゴミ箱の中のゴミまで捨てて、
簡易エアコンのフィルター掃除まで毎日するらしい。
すげえなおい。
夜だからか働いている人達も若いし、
すれ違ったらちゃんと挨拶するし、
タイミーも絶対彼のとこで見たことある人達がいるんだろうなと思ったけど1人もいないし、
なんか和気あいあいとしてる人達もいるし、
彼の工場とは雰囲気が全然違う。
同業者なのに?ここも障害者多そうなのに。
彼が見たら一体なんて言うんだろうと思うけれど、
彼と仲良くないから全く想像がつかない。かなしみ。