男社会に巻き込まれるアラサー

今日も本業後に運送会社へ。
今日は久しぶりに偉いおじさんが来ていたので、
事務所に着くなりドライバーさんが勢揃いしていて、
よそ者のわたしは一応外で待ってたのだけど、
偉いおじさんに寒いでしょと声をかけられたので、
中に入れさせてもらった。

わたしは男社会で働いたのはここが初めてだから、
今まで知らなかったけれど、

この会社はこの偉いおじさんが来ると、
雰囲気がガラリと変わる。



なんかボスザルとサル山の仲間達みたいなのだ。
ヤクザの組長とその仲間達とも言える。
(どっちも失礼)
偉いおじさんは普通に優しいけれど、
事務所に個人的に呼ばれて怒られたりするらしい。

タイミーのわたし達も、
以前名刺をいただいたからか顔を覚えられていて、
わたしはいつもいる人、
もう一人の女の子は取引先に勤めていたけれど辞めた人と認識されているようだった。


そんな偉いおじさんが来ているからか、
今日はいろんなドライバーさんが声をかけてくれた。
なんか別の会社みたいだなおい。
いつもは放置なのに、
いつも組まない人と2人で仕事をさせられたり、
いろんなポジションに次々に送られた。
いつも絶対に声をかけてくれないドライバーさんまで作業を手伝ってくれたりする。


「タイミーちゃんと使ってるから切るなよ」
というドライバーさんなりのアピールなんだろうか?



わたしは偉いおじさんの指示で、
ほとんど一緒に作業したことのない、
新婚の若い男の子と2人で作業することになった。
この子はいつもは下っ端の男性達を引き連れて作業していたような…。
わたしも慣れない人と作業するのは緊張するけれど、
彼も普段わたしを使い慣れていないから、
きっと使いにくいはず。
年上の女に指示を出すことなんて、
ここではなさそうだしな。
わたしはとりあえずいつもよりニコニコして、
緊張のあまりちょっとぶりっ子しながら作業をした。
(なんだそりゃ)

今日はIHクッキングヒーターがデカくて重くて、
持つのめっちゃしんどかった…。
若い男の子に「力持ちですね」と言われたけれど、
おばちゃんは「これ結構限界です」と苦笑いした。

途中で無口なドライバーさんが、
わたしが高めに積んでしまった荷物を、
空いている隙間にぴったり下ろして平らに直してくれた。さすがプロ!
わたしは「ここに入ったんですね!すごーい!」
と驚くしかなかった。


帰りにいつもの女の子と話していて、
「あの大泉洋に似てるドライバーさん!」
とわたしが言っても、
彼女には「そんな人いた?」と驚かれて、
全く伝わらなくてなんか面白かった。
もしかしたらわたしの好きな人も、
全然柳楽優弥じゃないのかもしれない。

これでここの3連勤も無事に終了したので、
わたしは明日は本業を早退して、
高速バスで5時間かけて、
300キロ以上離れた街に遊びに行く。

筋肉痛、お願いだから手加減してよね。