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GUのリブTに出会って、私服の制服化達成!自己肯定感が爆上がりした話
「私服の制服化」。
ミニマリスト、断捨離、時短、タイパなどの言葉とともに、ここ数年あちこちで聞かれるようになりました。
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現在アラフォーの私は、抱えきれないほどの「もの」や「こと」に溢れた時代を駆け抜けて生き、そしてそのことにちょっぴり疲弊している一人。
時代が移り変わり、令和生まれの子を2人持つ身となった現在、できるだけ身軽に、そしてシンプルに生きることに憧れています。
ただ、いろいろ実践してきた中で、「私服の制服化」だけは自分にはできないと思っていました。物心ついた頃からずっと洋服が大好きで、いつも洋服に囚われて生きてきたからです。
買い足しても買い足しても、いつも何か足りない気がしてしまうワードローブ。季節が変わるたびにあれこれ悩み、その悩む時間も楽しいと思っていた時期もあるけれど、何かに迷ったり悩んだりする時間って、自分で思っている以上にエネルギーを消費しているもの。
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できるだけ省エネで生き、余剰のエネルギーを子供と過ごす時間や仕事に集中することに注ぎたい!でもおしゃれへの情熱も失いたくはない…。
深刻ではないものの、でも絶対にいつかなんとかしたい!と思っていたところ、ある日あっさりその問題が解決しました。
2年ほど前、GUのリブTに出会ったことがきっかけで、一気に私服の制服化が進んだのです。
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子供たちの保育園用のお着替えを買い足しに出かけた先のGUで、たまたま期間限定の590円で販売されていた白のリブT(購入当時の商品名はランダムリブコンパクトT)。「インナーにいいかも」と、その時は深く考えず手に取りました。
そしてSNSなどで多くの方が仰るように、着てみてびっくり!二の腕をしっかりカバーする絶妙な袖丈と、細かいリブの縦線が成す細見え効果。そして何度洗濯してもへこたれない丈夫な生地。
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デザイン、着心地ともににこんなに信用できる洋服がこの世にあるなんて!と大げさでなく衝撃を受けました。
そして、すぐに黒とカーキを買い足し、気が付けばあまりの着心地の良さに、ほかの服はあまり着なくなっていることに気づきました。
同時に、自然と着心地の良さ、しっくりくるかどうか、洗濯しやすいことなど…がその日の服装を決める上でのポイントに変化。
すると、ボトムスは、生地がやや薄めで、軽い履き心地のデニムのみが手元に残りました。さらに翌年、リブTを2枚買い足すと、ほかの服はもはや全く必要なくなっていました。
そしてかれこれ足掛け3年、このスタイルで飽きることも、嫌になることもなく過ごしています。むしろ服を着ることが以前よりずっと楽しいと感じながら。
こうして完成した私なりの「私服の制服化」は、原則的にコーデという意味で、1年を通して「リブT+デニム」というたったひと組で成立しています。
あとは気温によって、羽織りや上着をプラスしたり、ほんの時々、キャミソールを重ねてレイヤードを楽しんだりもします。
〈夏〉
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夏は上着類を着ることがほぼないので、1番単純。私が私服の制服化をするにあたって、ベースとなるコーデが誕生した季節です。
スタメンは色の違うリブT5枚と、色と形が違うデニム3本。このアイテムたちは、上下、どれとどれが組み合わさっても、合わない組み合わせはありません。
朝、クローゼットからどれを適当に選んでも、乾燥機からどれを適当に取り出しても、コーデはいつだってばっちり。そして鏡を見て、しっくりくる自分ににっこり。
個人的ポイントは、毎日「同じようなもの」を着ているけど、「同じもの」を着てる」ようには見せないこと。
毎日、トップスは「色味」、ボトムスは「色味とシルエット」が違うので、飽きないのが良いし、おそらく他人には(なんなら夫や子供たちにすら)私服の制服化をしていることに気づかれていません。
故スティーブ・ジョブズ氏をはじめ、私服の制服化を極めている方々のようにまで統一化、あるいは同一化できていないけれど、朝、何を着るかコーデに悩む時間が全くなくなったという意味では同じ。時間を有効に活用できていると感じています。
〈春〉〈秋〉
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基本的には夏と同じです。
トップスが、商品名『リブT(半袖)』から『ソフトリブクルーネックT(長袖)』に変わるだけ。
そして、ボトムスはまったく同じ。デニムは通年履きます。
ちなみ通年履くとなると、ガンガン洗って履きつぶす勢いで履くことになるので、2〜3年に1度、1本ずつくらいのペースで買い替え時期が来ます。ボトムス、特にデニムはトレンド感が出やすいアイテムでもあるので、時代遅れ感なく常にお気に入りを手元に置いておけます。
ちなみにリブTも初代から愛用したうちの2枚は、3年目で買い替えました。
〈肌寒い日は…〉
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今持ってる羽織はカーディガン2枚、パーカー1枚。この3つのうち、どれかを気候や気分で選んで着ています。ちなみに、羽織類は3着以上持たないルールにしています。
「ルールにしている」とわざわざいうのにはわけがあります。実は元々、制服化に憧れつつもできなかった原因がここら辺にあるからです。
カーディガンは、もともと大好きなアイテムでした。ビジューやレースをあしらったもの、ボタンのひとつひとつが凝ったデザインのものなど、本当にたくさん持っていました。
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そしてかつての私は、カーディガンをはじめ、ニット、カットソーなどのトップスをコーデの「主役」と考えていました。
こうしたアイテムは、袖のデザインや丈感などのトレンドがあっという間に変わってしまうため、どんなにお気に入りで買っても、結局すぐに着なくなっていってしまいます。
プチプラで流行りものを揃え、毎年買い換えて楽しむ方法もあるとは思いますが、これだと、お気に入りのコーデを作るためには、トレンドをずーっと追いかけ続けなければなりません。
毎年買い足しても買い足しても、おでかけに着ていけるレベルで満足するコーデができるのってせいぜい数組。クローゼットにはいつでもたくさんの服があるのに、いつも「着るものがない…」という状態に陥ってしまいます。
それは正直、今の私にはちょっともう、しんどい。
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でも、コーデの主軸(主役)を「リブT+デニム」に配役してからは、カーデはあくまでアウター(脇役)とという扱いになり、ベーシックなデザインのものが3着もあれば十分だと感じられるようになりました。
〈冬〉
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パンツは夏から同じ。トップスは秋から同じ。寒冷地に住んでいるため、冬の室内は自宅にしろ職場にしろ、どこへ行っても実は暑いくらいのことが多く、普段の室内コーデはこれでOK。
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寒冷地ゆえ、外出時のアウターは身を守るために必須です。気温によって上のような厚手のマウンテンパーカーと超厚手のダウンジャケットを着ています。どちらも、機能面、デザイン性ともに気に入っていて、ワークマンで購入したものを愛用しています。
外にいる時間が長いときや、氷点下2桁台になる日などは、この中に、さらに春秋に着ている羽織類も重ねます。そしてデニムの下にはレギンスを忍ばせます。
〈ちょっぴりおめかししたい時は…〉
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友人や職場の仲間とのお茶、食事会など、たまにあるお出掛けの機会をはじめ、いつもよりオシャレしたい欲がちょっとだけ高い日。そんな日はいつもの「リブT+デニム」にキャミやベスト、ビスチェをレイヤードして楽しみます。
こちらもアイテムとして手元に置いておくのは3着まで。もともと持っていたコットンレースのキャミソール、シーズンオフでゲットしたニットビスチェなどを、「3着だけ」と決めてクローゼットにスタンバイさせています。
〈小物類は“黒”で統一〉
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結局普段使いにする小物って「毎日使えてなんにでも合わせやすいのがベスト」というのが、あたりまえのようでいて、でも何周もまわって行き着いた答え。今持っているバッグはこの2つだけです。
今のスタイルにもよく合い、必要なものがしっかり入るChampionのボディバッグをプライベート用に、リュックを仕事用に愛用しています。
「小物に差し色を取り入れてコーデにアアクセントを」「ひとくせある小物選びでセンスアップ」。若い頃読んでいたファッション誌には、小物で上手に遊べるのが本物のおしゃれ、というようなことがよく書いてありました。
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でも、例えばバッグの場合。中身をお出掛けの度に入れ替えるのはとても面倒です。そして結局、お出掛け時は、自分的に必須と思う荷物が全部入るサイズのものばかりを使いがち。そしてバッグもまた、流行り廃りのサイクルが早いアイテムのひとつ。
デザインは気に入ってるけど、小さ過ぎて必要な荷物が入らない、頑張ったご褒美に買って思い出深いけど、本体が重くて全然使う機会のないバッグ類などは、思い切ってぜんぶ断捨離しました。
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帽子も同じく。シンプルでなんの装飾もないけれど、でもしっかりコーデのアクセントになってくれるし、夏なら日除け、冬なら防寒してくれるこの2つだけあれば十分だと気づきました。
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靴は用途によって3種類。スニーカーと防寒ブーツとパンプス。靴も結局、自分の足と服装に合っていて、気に入ったものを毎日履くので、私には何足も持っている必要はなかったのです。
〈私服の制服化で自己肯定感アップ〉
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多くの方が実感されているように、私も「私服の制服化」でQOLが格段に上がったと感じています。
毎日の服選びの時間はもちろん、だらだらとネットサーフィンをして新しい服を探したり、トレンドのアイテムやコーディネートをチェックしていた「この時間があれば他のことできたかも…」という感覚がなくなったのがひとつ。
単純に被服費をぐーっと抑えられるようになったので、他の有効なことや貯金に回せるようになったこともひとつ。
着心地の良いものと使い勝手の良い大好きなアイテムだけを手元に置き、時間とお金を洋服にかけなくなったら、逆に今まで以上に洋服が好きになりました。
自分に似合うと思うものだけを手元に置いているので、鏡を見た時に「なんかきょうイマイチ…」と思うことが激減。お気に入りに囲まれながらも、無駄を減らして暮らしていけるようになった実感で、自己嫌悪に陥ることが減り、相対的に自己肯定感がアップしました。
「私服の制服化」。
今後も時々見直したりテコ入れしつつ、ずっと続けていきたい習慣です。