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フェイクファーの縫い方の話
糸の話
着ぐるみは生地が重い上に人が着ることによって想定外の負荷がかかるので
縫い方ひとつで強度が大幅に変わってきます
まずはミシンがない状態でのスタートを想定します
というかミシンはヘッドを作る工程では使う機会があまりないです
手縫いの際に採用する糸
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このメーカーの指定がいいです
ダイソーなどで売っている似たような糸はちぎれます
針は割となんでもいいです
小学校のお裁縫道具に入っているモノでよいです
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そしてこれが糸通し機です
今はこんなに便利なモノがあります
穴に針を置いて糸をスリットに通してボタン連打するだけで勝手に糸が通ります
銀色のすぐダメになる糸通しは緊急用以外で使うのは時間と神経の無駄です
糸通し機に関してブチ切れた話
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小学校の裁縫箱に入ってる銀色のコレです
普通はこれを使って糸を針に通すでしょう
時間を測ってみましょう。
概ね10秒~30秒かかりますね
時間とそして一番は先端の針金部分がとても弱い事が着ぐるみを作る際に向いてないのです
太い糸を引っ張る訳なのですぐ千切れる
そして作業というのはだいたい深夜帯にやるのでその時間に壊れる
そしてすぐどっか行く
予備として携行するのにはいいですが、メインに据えるにはやめましょう
そして上記に書いた糸通し機を使えば
2秒程度で意識せずとも通ります
糸通し機とかでアマゾンで買えるし、手芸屋にいってもあります
必ず使いましょう
自分は器用ですと言い張れる人ならいいですが
やる気があるときの時間は値千金です
モチベがあるときの時間は値千金です
時間はかけずに行きましょう
だらだらやってるとやる気というのはすぐ失せます
30秒を2秒まで短縮出来ると大きいです
あなたは定規を使わず直線を引けますか?
出来るまで今からやるってのは無駄な努力です
人類ならば道具に頼りましょう
縫い方
ブランケットステッチという縫い方だけで全部仕上がります
返し縫やらコの字綴じやら他にもテクニックはたくさんありますが
まずは一つだけ覚えましょう
一つを覚えて次のテクニックに行きましょう
やり方はyoutubeで見ましょう
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縫う時は毛の向きを合わせて内側にしっかり入れた状態で縫い込みましょう
その際待ち針とかで固定しましょう
しつけ縫いとかめんどくさいし
待ち針は使いこなすのがコツがいるので100均に売ってる
小さいクリップをつけることを自分はやっています
ここは任意のやり方で
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縫い幅は小さめなパーツは3ミリ幅のピッチで
普通に縫う時は5ミリピッチでやっています
さらに強度が欲しいところは2回同じ縫い方を重ねることで強化を施せます
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とりあえず基礎をyoutubeとかで見ましょう
ファーの切り出しやその後の処理もありますが
気が向いたらやりましょう