通勤時間は短い方がいい

こんにちわ。くろまるです。

本日のテーマは通勤時間についてです。

この前とある薬剤師の方とお話した際、通勤時間についてお話しましたのでテーマにあげてみました。

その方はとても実直で仕事への態度もまじめなのが伝わってくる男性でした。
現状に強い不満はないものの、自身の市場価値を知りたいとのことで相談にいらしました。
その際今の職場までの通勤時間をお伺いしたところ、片道70分と!

私は正直にその通勤時間は妥当ですか?とお伝えしました。

そこで今回は、通勤時間について思うことをまとめてみました。



時間単価という考え方

労働をする上で、労働時間だけではなく、通勤時間も当然必要になってきます。

労働時間、通勤時間を合わせて給与で割ったものを時間対価と定義しています。
時間単価とは「自分の1時間の労働に対する価値」のことで、通常の時給とはやや異なります。

時給は実労働時間のみですが、時間単価は「給与に対して、仕事のために使っている全ての時間」で算出した価値ということです。

・1日8時間勤務(休憩1時間を除く)
・月給50万円(福利厚生込)
・月の勤務日数
・通勤に往復2時間(通勤のための準備も含む)

計算式
50万÷20日(1ヶ月の労働日数)÷10時間(労働時間+通勤時間)=2500円

(祝日や残業は無しで計算しています。)

この場合の時間単価は2500円です。これがこのAさんの1時間の価値になります。

通勤にかかるコスト

先ほどの例の計算では、Aさんの時間単価は2500円でした。
では、通勤にどのくらいのコストを使っているのか見てみましょう。

Aさんの通勤コスト

  • 通勤往復2時間 = 5000円/1日

  • 20日勤務の場合 = 100,000円/1ヶ月

  • 12ヵ月×100,000円 = 1,200,000円/1年

数字だけで見ると、通勤だけで年間120万円分もの時間を使っていることがわかります。
具体的な数字にするとゾッとしますね。。

また、通勤往復2時間を1時間にするだけでも、月に20時間、年に240時間も自分の時間が増えるとともに、時間単価もUPします。

つまり、自分にとって有効な時間が増えます。

通勤時間を短縮するメリット

①生産性の向上

通勤時間を減らすことができれば、その分を自分の時間単価を上げる時間に使うことができます。

例えば、ビジネスで最低限必要な英検準1級レベルを身に着けるには、1,800時間程度必要だと言われています。

通勤時間を1日1時間減らせば、1週間で5時間も英語の勉強にあてることができます。
英語を学んだ結果、英語の論文を読み知識を増やしたり、医療英語の翻訳といった副業など、自分のスキル・生産性を高め、さらに時間単価を上げることも可能です。

②通勤によるストレスや疲れから解放される

通勤によるストレスはけっこう精神的にも悪影響があり、「通勤ストレスがワーカーの満足度に与える影響」調査では、

  • 通勤時間が長い人ほど「通勤ストレス」が高い

  • 通勤ストレスが高い人ほど「仕事満足度」も低い

  • 通勤ストレスが低い人は「プライベート満足度」が高い

という結果も出ています。
通勤時間が長いことは、体力だけでなく精神面や仕事への満足度にも影響していることが分かります。

ストレスや疲れが減ることで、長い目で見ると仕事のパフォーマンスや健康にも繋がっていきますよね。

③豊かな時間を過ごすことができる

通勤時間が短くなれば朝の時間に余裕が出来たり、仕事が終わってもすぐ家に帰ることが出来ます。

それにより、朝ごはんをゆっくり食べたり、家族との時間を有効に過ごせたり、自分の趣味の時間が増えることで、毎日をより豊かにしていけます。

この「豊かな時間」によって時間単価が上がるわけではありませんが、しっかりとした休み方、癒し方を確保することは大事だなと思います。

まとめ

通勤時間が長いと仕事だけではなく、自分のプライベートにも影響を与えることが分かったと思います。
また、時間単価という考え方からも自分の価値にも影響を与えています。

大手でよくあるのが、勤務地を「通勤時間が自宅から90分圏内」にする、という文言です。
MAX90分の店舗に異動なったとしたら、往復で毎日3時間通勤にかけていることになります。
私はこれだけ通勤時間に費やしているなら店舗の近くに引っ越すか、転職を勧めております。

会社の都合に振り回され、自分の時間の無駄遣いをしているからです。

さらに突っ込んで言うと、都心部の店舗は電車通勤のストレスがさらに高まるので、絶対都心で働きたいなどの強い希望がない限りお勧めしません。

自分の時間を効率的に確保することはとても大切なことと私は考えてます。
会社都合に従うだけではなく、自分のことを最優先に考えながら働いて欲しいなと思います。

冒頭の薬剤師の方は、当初相談だけでしたが、相談から約8か月後に自宅から片道20分ほどの所に転職されました。

何を自分の軸にするかはその人次第ですが、通勤時間によって知らないうちにすり減っていく薬剤師さん多く見てきたので、通勤時間は妥協しないで欲しいなと思います。

それではまた!

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