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2024/07/17 ふきの煮物
八菜館でふきとゴーヤを買ってきた。
ゴーヤのラベルには赤ペンでレイシと書いてある。
レイシはとても小ぶりな2本が袋に入っている。
家でふきを適当な大きさに切って、だしつゆで煮る。
手頃な鍋がないので、フライパンで。
同時に冷蔵庫に放置されているカボチャを切って、南関あげと一緒に煮る。
こっちはいりこだし。
煮ている間、階下に降りてテラスの片付けをする。
西日がオレンジ色の木漏れ日を古い板張りの廊下に投げかけている。
今日は対岸のグラウンド工事がうるさかったが、キャンプ用の折りたたみイスを出して、テラスでの読書がとても進んだ。
テラスを箒ではいて、お茶セットをお盆ごと持って階段を上がる。
またキッチンに戻って、醤油やだしやふきの匂いがこもっていて、唐突にこのふきを炊いている匂いが好きだと思った。
実家か、祖父母の家か、ふきを炊く匂いが漂っていた。
あの時は何とも思わなかったけれど、とても懐かしく突然あの頃に戻ったように感じて、好きな匂いだと思った。
これは夏の匂いだったのか。
煮物ができて、ご飯も炊けて、森内さんがInstagramで配信してる遠野の早池峰神社の宵宮を流しながら、ゴーヤチャンプルを作った。
冷蔵庫に放置されているピーマンも入れた。
卵を入れるのを忘れた。
椎葉の尾前豆腐で作るゴーヤチャンプルは格別だった。
遠野のひぐらしの声と、椎葉のせせらぎを聴きながら、夕食はとても美味しかった。